私が思う世界に誇る昭和名作

私が選ぶ昭和名作ベスト
「東京物語」1953年作品
小津ワールドが世界を席巻した!永遠だ!
小津安二郎の世界観に酔いしれる。
ローポジションのカメラワーク、独特のセリフ回し、何げない日常を見事までに昇華させている。この小津世界を現代の若手監督たちは、今もリスペクトし多用されている。


私が選ぶ昭和名作ベスト
 「羅生門」1950年作品
これぞ黒澤明、日本の宝!
何も書くこともないだろう。
世界のクロサワと呼ばれるようになった世界的評価の高い作品。カメラ、照明、演出、どこを切り取っても名作の極み。その後の「七人の侍」、「生きる」、「天国と地獄」など、名作を次々、誕生させた、日本の宝である。


私が選ぶ昭和名作ベスト
「雨月物語」1953年作品
世界に誇る、黒澤、小津、そして溝口健二の映像美に唸る!
ひとコマ、ひとコマの映像美は追従をゆるさない。照明もとことんこだわり、男女の妖艶な世界を描き出す。いや~、何度も見ても素晴らしい。


私が選ぶ昭和名作ベスト
 「七人の侍」1954年作品
黒澤明監督の時代劇、画期的な合戦シーンは、
今も語り継がれ、アクションシーンの金字塔である!

スピルバーグ、ルーカスなどの名だたる世界の監督が崇拝する黒澤明監督。
この映画は語るのは野暮というもの。ここでの戦闘シーンは世界を驚かせたのだ。複数のカメラ(当時は1台で撮影というのはザラの時代)を駆使し、雨の中の荒地で、馬や人が交えあう中、殺陣の迫力、早回しもなし、本物の合戦を見せ付けた。今日のCGやワイヤーアクションもない、そこには、体を張った俳優達、そしてクロサワ演出の世界観が繰り広げられる。これを超えるものはない、映画と心中してもいい覚悟も持った製作陣、俳優陣の心意気、生き様がまざまざと大画面にあふれる。文句なし!クロサワ映画には、「蜘蛛巣城」、「用心棒」、「隠し砦の三悪人」、「椿三十郎」などがありますが、この本作が1番、好きです。


私が選ぶ昭和名作ベスト

 「浮雲」1955年作品
忘れてはいけない、成瀬巳喜男監督のメロドラマ。
戦後の荒廃した日本を舞台に腐れ縁の男女が織り成す不倫メロドラマ。
原作、林芙美子の世界観を、成瀬監督の細やかな演出がぐいぐい引き込まれていく。



私が選ぶ昭和名作ベスト

「飢餓海峡」1964年作品
内田吐夢監督のミステリー、怒涛の映像!
水上勉原作のミステリー。この映画のために三国連太郎が歯を抜いて挑んだのは有名な逸話。伴淳三郎含め鬼気迫る演技に圧倒される。日本映画の宝。



私が選ぶ昭和名作ベスト

「二十四の瞳」1954年作品
木下恵介監督の最高作!
四国の小豆島を舞台に女教師と12人の教え子との交流を通して、戦後のたくましくも切ない日々を木下監督の感性が光る。監督の妻、高峰秀子の演技がそれを支える。



私が選ぶ昭和名作ベスト

 「うなぎ」1997年作品
今村昌平監督、本作で「楢山節考」に続くカンヌ受賞。
人間不信から、飼っているうなぎだけに心を開く男の人間喜劇。
今村監督の視点は鋭いが、あえて、このようにユーモア的なセンスは監督の真骨頂。
主演の役所広司の演技も一役買っている。



私が選ぶ昭和名作ベスト

「青春の蹉跌」1974年作品
神代辰巳監督、昭和に切り込んだ青春!
監督は伝説の神代辰巳と、脚本には長谷川和彦、撮影は姫由真左久という豪華布陣、これぞ、昭和の良き映画時代の産物。野望を持って社会に挑戦した青年の、情熱、孤独感、焦燥、そして破滅に至るまでの生きるための闘いを描く。主演は萩原健一、桃井かほり。ほとばしる青春を繊細なまでに切り込んだ、最高傑作の伝説中の伝説作品。



私が選ぶ昭和名作ベスト

「黒い雨」1989年作品
今村昌平監督、原爆のその後を描く!
原爆による黒い雨を浴び、人生を狂わされた女性とその取り巻きの人たちの人間讃歌と反戦メッセージ。このようなテーマは、近年でも製作しなければいけない。風化させてはいけない。



私が選ぶ昭和名作ベスト

「原爆の子」1952年作品
新藤兼人監督の熱い思い!
広島の原爆後の子供たちの思いを、新藤監督と主演、乙羽信子の名コンビが綴る戦争に対する反戦メッセージ。その後の「黒い雨」にも繋がっていく・・・。



私が選ぶ昭和名作ベスト

「家族ゲーム」1983年作品
森田芳光という天才監督の誕生。
松田優作扮する家庭教師と高校受験生とのコミカルかつシュールな演出は画期的だった。業界を騒然とさせたまさに天才監督が現れたのだ・・・。



私が選ぶ昭和名作ベスト

「仁義なき戦い」1973年作品
深作欣二監督のカメラワーク、演出、実録そのもの!
この深作欣二監督が手がけた「仁義なき戦い」が、ヤクザ映画を題材として、日本のアクションシンにも多大な影響を与えた。手持ちカメラワークは、まさにドキュメントの世界、臨場感あふれる映像にのけぞる!功績は大きい。



私が選ぶ昭和名作ベスト

「生きる」1952年作品
生きる意味を問いかけた黒澤映画のヒューマンドラマ!
生真面目な市役所の男性が余命宣告を受け、生きることについて問いかけたヒューマンドラマの傑作!是非、みなさん、死ぬまでには見て欲しい作品です。




















































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制作:chuei.jp
四日市中映シネマックス

STAFF: Setuo Watanabe  Namiko Tati  Tiaki Kobayasi  Mika Tutui
THANKS: Yasuo Itou  Yosiyuki Oota  Hiromitu Ootuka  Turukiti Suzuki  Tosimizu  Miki Nakamura