私が選ぶチャンバラ映画ベスト20
(もちろん王道映画がメインだが、あえてB級映画を押してみました)

私が選ぶチャンバラ映画No.1アタ
 「七人の侍」1954年作品
世界に誇る黒澤明監督の時代劇、画期的な合戦シーン!
スピルバーグ、ルーカスなどの名だたる世界の監督が崇拝する黒澤明監督。
この映画は語るのは野暮というもの。ここでの戦闘シーンは世界を驚かせたのだ。複数のカメラ(当時は1台で撮影というのはザラの時代)を駆使し、雨の中の荒地で、馬や人が交えあう中、殺陣の迫力、早回しもなし、本物の合戦を見せ付けた。今日のCGやワイヤーアクションもない、そこには、体を張った俳優達、そしてクロサワ演出の世界観が繰り広げられる。これを超えるものはない、映画と心中してもいい覚悟も持った製作陣、俳優陣の心意気、生き様がまざまざと大画面にあふれる。文句なし!クロサワ映画には、「蜘蛛巣城」、「用心棒」、「隠し砦の三悪人」、「椿三十郎」などがありますが、この本作が1番、好きです。


私が選ぶチャンバラ映画No.2アタ
 「修羅雪姫」2001年作品
「キングダム」の佐藤信介監督の初期作。
アクション監督には、あの香港のドニー・イェンです、
そして愛弟子の下村勇二、「るろ剣」の谷垣健治がサポートした、
今では考えられない製作陣のアクション映画の傑作です!

今や売れっ子、「キングダム」などメジャーアクション映画の1番手、佐藤信介初期作品。ただし、これは、梶芽衣子主演作品ではなく、釈由美子のアクションもので、内容は悪いが、アクションは秀逸。アクション監督に、あのドニー・イェンで、愛弟子に「るろうに剣心」の谷垣健治、「キングダム」の下村健二が揃った、今では考えられない豪華なチームの殺陣シーンは、アクションを語るに最高峰です。今、見ても色あせないし、低予算ながらロケハンにも力が入っているし、場所設定は申し分なし。ただ物語は弱く。アクションだけ見て下さい。ちなみに、「シン・ゴジラ」の樋口慎司監督が特撮シーンを担当しています。本当に才能の結集です。また主演の釈由美子の頑張りもいい!邦画の新たな殺陣アクション映画の原点と言えます。この映画を語らずして、何を語ればいいと思うほど最高です。クロサワ映画や往年の名作チャンバラを除いて、私にはNo.1です。何度見ても好きです。ちなみに、DVDの特典映像にはアクションシーンのメイキングがあります。これ見て、また本編見ると最高MAXです。


私が選ぶチャンバラ映画No.3アタ
 「るろうに剣心」2012年作品
この映画で男を上げた谷垣健治アクション監督の
新しい凄絶殺陣!それを出演者がみな応えた!

佐藤健が若い頃、ブレイクダンスの運動神経をいかし、香港界のアクション帝王のドニー・イェンの愛弟子、谷垣健治アクション監督が新しい殺陣、アクションには想像を上回る凄絶さを展開する。これは共演者たちも含め、撮影が始まる前から、練習の賜物もある。また、斬られ役のスタントマナンたちの見事な斬られぷりも素晴らしい。アクションに命を賭ける人たちの熱量が、本作では、アクションシーンはあふれかえる。いいものを作る、新しいアクションを世界に見せてやる!日本の殺陣を世界に思う存分、見せてやる!映画のキモは、上記の「七人の侍」同様、製作陣、俳優たち、スタッフたちの気持ちがひとつになったのだろうこの映画はシリーズ化され、5作目まで作られたが、どれもアクションは頑張ったが、やはり、1作目の新鮮度には適わない。


私が選ぶチャンバラ映画No.4アタ
 「VERSUS」2001年作品
北村龍平監督の画期的な殺陣、ガンアクション満載!
アメリカで映画を学んだ北村龍平のインディーズ映画ですが、それがそれが、当時、衝撃的アクション映像に、ハリウッドも邦画業界を唖然とさせた伝説の映画です。ゾンビ、ガンアクション、カンフー、ブレードバトルというB級アクションの定番素材を組み合わせる荒業で、アクションの常識を覆しました。主演の坂口拓が注目され、アクション男を認知させた出世作。


私が選ぶチャンバラ映画No.5アタ
 「座頭市」1989年作品
勝新の代名詞、”座頭市”映画、
26作目の最後を勝新自ら監督した集大成!

1962年に「座頭市物語」が大映映画で誕生した。ヤクザ渡世の盲目のアンマが居合い抜きの達人として悪人を瞬殺する、これが見所。一躍、勝新太郎の代表作となり、シリーズ26作も製作された。どの作品も趣向を凝らした殺陣シーンは唸らせたが、本作の最終作では、勝新が自ら監督したもの。物語自体はちょい弱いが、殺陣に至っては、特にラストは大人数を相手に、アイデアあふれた殺陣を連発し、最後にふさわし出来栄えとなった。ただ、この映画で、勝新の息子がリハーサルで真剣を使用し殺傷事件を起こし、お蔵入りかと思われたが、公開ギリギリまで編集作業に追われ、ギリギリで間に合ったいわくつきの作品。とにかく、映画界の問題児でもあり、革命児でもあった。このような映画をこよなく愛し武勇伝に事欠かない男だったが、愛された映画人の一人でもある。このような人物は、もう映画界には現れないだろう。ちなみに、この「座頭市」映画、北野たけしも製作し、話題にになりヒットした。また香取慎吾作品もあったが、これはハズレだった。


私が選ぶチャンバラ映画No.6アタ
 「キングダム」2019年作品
大人気コミックの映画化、東宝配給ならではの製作費!
中国が舞台だけに壮大なドラマにしなければいけないが、ほぼ日本でのセットで挑んだのでだろう。アクションなら佐藤信介監督のご指名と、下村勇二アクション監督との名コンビでのタッグ作品では最大規模である。一応、期待に応えた合格点の出来である。ただ中国ティストの殺陣だから、チャンバラ感は薄いの難、でも、よく頑張った。


私が選ぶチャンバラ映画No.7アタ
 「あずみ」2003年作品
「VERSUS」の北村龍平監督の初メジャー配給作品!
上戸彩が主演ということで危惧したが、北村監督が上手く演出した。総じて批評は悪いが、アクションに至っては、私は映画史上に残る傑作と思う。よく練られた殺陣の数々、まさに北村龍平だから、ここまで仕上げられたのだろう。DVDには、特典映像にアクションシーンのみがあり、これを見ると、趣向を凝らしているのがよくわかります。ちなみに、第2弾の「あずみ2」は北村龍平ではなく、金子修介監督に代わったので少々迫力に欠けましたが、無難にまとめた方だと思います。


私が選ぶチャンバラ映画No.8アタ
 「十三人の刺客」2010年作品
三池崇史監督の殺陣カメラワークが冴えわたる!
東映の片岡千恵蔵主演、工藤栄一監督作品を、三池崇史監督がリメイクした。見どころは、もう、くどいぐらいの長々とした40分以上にわたる殺陣アクションシーンが連続する。もう、いいよ、腹いっぱいになるよのこれでもか、これでもかのアクション満載。途中にはちょい飽きてくるほどだが、カメラワーク、パッションは三池ワールド映画の真骨頂でもある。


私が選ぶチャンバラ映画No.9アタ
 「忍者武芸帖 百地三太夫」1980年作品
千葉真一がアクション監督、真田広之主演の体当たり映画!
予算が限られた中、当時の千葉真一率いるジャパンアクションクラブを中心に、本気100%の命を賭けたアクション映画である。真田も25メートルの城から飛び降りるシーンは話題にもなったが興行的はコケてしまった。いろんな工夫されたアクションの数々には千葉真一アクション監督の才気と、アクションが大好きだ!という気概が画面にあふれ返っています。こんなに頑張った映画を評価しないのは淋しい。特に受けなかった理由として、タイトルがダサイのも一因である。


私が選ぶチャンバラ映画No.10アタ
 「ICHI」1954年作品
とにかく殺陣よりも、綾瀬はるか美しい!
綾瀬はるかが、女版、座頭市にチャレンジ。アクションも得意とする綾瀬だが、監督の腕が下手なのか、アクション演出も弱い。綾瀬をいかせていないが、1番、若いときの美しさは際立つ。このお顔を見ているだけで、十分、成立している。チャンバラ映画として評価は低いが、綾瀬はるかの最高の美しさには惚れ惚れします。だからベスト圏内。


私が選ぶチャンバラ映画No.11アタ
 「BLEACHブリーチ」2018年作品
”週刊ジャンプ”の人気コミックの映画化、評判は最悪。
アクション界の佐藤信介監督を持ってきても、出来はイマイチ、いや、コミックファンは怒っている。アクションは、名コンビの下村勇二がアクション監督だがCGや贅沢な製作費をかけ、ぶっ壊れた町での激闘には恐れいる、ただし逆に興醒めなのは、製作費の贅沢さによる、どうだ凄いだろう臭を感じ、どこかSF的なのが面白さ半減。期待が大きすぎたのかな・・・。


私が選ぶチャンバラ映画No.12アタ
 「デストランス」2005年作品
「キングダム」のアクション監督、下村勇二の初監督作品!
「VERSUS」などで、アクション監督を務めてきた下村勇二の初監督作品。
坂口拓が主演、アクション監督も兼任。内容は悪いが、彼が今まで意識したアクション映画のいいとこどりをスタイリッシュな映像や剣術、格闘、銃撃など、何でもこざれのアクションやるぞ!の熱い意気込みがヒシヒシ伝わってくる。もう、それだけで立派なもの。その後、今やアクション映画なら佐藤信介監督のもと、「キングダム」などのアクション監督、努めています。併行して、坂口拓とコンビを組んで、監督業も盛んです。根っからのアクション好きです。邦画界ではアクション監督、このお方と、「るろ剣」の谷垣健治が2大巨頭です。


私が選ぶチャンバラ映画No.13アタ
 「抜け忍」2009年作品
映画自体はチープだが、肘井美桂のアクションは見物!
「伊賀の乱」、「女忍」、「AVNエイリアンvsニンジャ」などの千葉誠治監督。主演は、肘井美佳。武田梨奈と共にアクション映画が出来る女優。この殺陣シリーズもの、ドラマはいつも弱いが、「キングダム」などの下村勇二アクション監督の殺陣で補っている。まさに、殺陣シーンだけ見ればいい。肘井美佳の頑張りには拍手を送ろう。そんな意味で、この作品、好き。このチャンバラシリーズの中に、武田梨奈の「女忍」もあるが、こちらが上回っています。


私が選ぶチャンバラ映画No.14アタ
 「彼岸島」2016年作品
人気コミックの映画化、アクションはいい!
よくあるゾンビ退治映画に総じて評価は最悪だが、よアクションはいい。ロケ地も「天空の城のラピュタ」のイメージにもなった和歌山県の友ヶ島も舞台に使用され、結構な派手な立ち回りを見せてくれる。そこだけ見てくれればいい。滝本美織の初々しい姿も見られます。


私が選ぶチャンバラ映画No.15アタ
 「カムイ外伝」2009年作品
過去、仕事でお世話になった、製作者の松本輝起氏だから、
感謝を込めて、登場です!

おなじみ白土三平のコミックの映画化。あの崔洋一監督が松山ケンイチを主演に、また共演をきっかけに結婚した小雪がヒロイン。脚本がクドカンというのもミソだが、この映画の製作者でもある、当時、松竹の取締役だった松本輝起氏から、製作裏話を直接聞いたのが忘れられない。当初、小雪ではなく、菊池凛子だったそうだ。また、台風で巨大セットが壊れ、製作費も膨れ、製作期間も延びたという、すったもんだした逸話には業界に一時、身を置いて身には、面白い話でもある。映画製作には、一筋縄ではいかないエピソードを事欠かない。だから、映画は面白い。かなり余談めいた話になったが、アクションは、踏ん張ってはいた。私が1番好きなシーンは、川の水面での対決で、松山ケンイチの走るスローモーションシーンは、私の自主制作映画でリスペクトし、参考にさせて頂きました。


私が選ぶチャンバラ映画No.16アタ
 「荒神」2002年作品
北村龍平監督、大沢たかおvs加藤雅也、殺陣アクション!
この映画は、堤幸彦監督の「2LDK」の中篇との競作。本作は、とことん殺陣のみこだわった、北村龍平ワールドに尽きる。ただし、同場所密室アクションだから、少々飽きがくるのが難か、ただ、迫力は本気モードにあふれるのは好感。


私が選ぶチャンバラ映画No.17アタ
 「お姉チャンバラ」2008年作品
お姉ちゃんがチャンバラ、だから、このタイトル、いいですネ。
セクシー美女が日本刀でゾンビを斬りまくる人気ゲームの実写映画化。内容はとてもチープで、アクション自体も派手さはない。でも、どこか憎めない。やはり、このタイトル「お姉チャンバラ」に尽きます。それもあってか意外に1作目がDVDでウケて、とうとう2作目も作られました。これは1作目のような鮮度もなく、商売だけのモノでした。


私が選ぶチャンバラ映画No.18アタ
 「芸者と忍者」2008年作品
タイトルからも伺われる、世界も視野に入れた、
B級なカルト・チャンバラです!憎めないです。

「お姉チャンバラ」のアクション監督の小原剛が初監督。低予算ながら、アクション監督ならではのこだわりの殺陣が披露される。本当にアクションが好きなんだな〜と、つくづく思う。この気迫は買います。このタイトルも、世界ウケも視野に入れています。ただし、あまり内容に反映されず、つまり強引なタイトルです。


私が選ぶチャンバラ映画No.19アタ
 「AvN エイリアンvsニンジャ」2011年作品
一連の千葉誠治監督殺陣アクション映画の最終系!
千葉誠治監督の「伊賀の乱」」がDVD受けし、何作もこの手が製作された。上記の「抜け忍」も、この一連の作品。このお方、ほぼ脚本も兼ねてはいるが、その話が全然面白くない。忍者とエイリアンの対決のコンセプトもどうも受け付けない。その上、ドラマの演出もからしき弱い。ただしアクションのカメラワークはとても上手いのが救い。結局、アクション監督の下村勇二に助けられている。タイトルも、ニンジャとエンリアンが戦うのがウリもあって、ハリウッドが映画権獲得と謳ってはいるが、やはり実現はされなかった。こういうこと多々ある。韓国でも、「箪笥」がハリウッドが映画権獲得したが、断念。たぶん、映画権は買ったが、リスクと天秤にかけて、製作しなかったのだろう。本作の断念は正解。


私が選ぶチャンバラ映画No.20アタ
 「ゴスロリ処刑人」2010年作品
これまたカルト過ぎるB級アクションムービー!
「お姉チャンバラ」のアクション監督小原剛が、初監督した「芸者と忍者」に続き、現代モノでの2作目。内容はゴスロリファッションのヒロインが悪人を裁く話。野暮はいいたくないが、どうでもいい展開。ただただアクションをどう見せるかに絞ればいいのに、ところどころに、映画してます!な演出が鼻に付く。得意分野のアクションに絞りきれない消化不良作。ベスト20に入れるほどでもないが、この映画然り、坂口拓監督の「サムライゾンビ」など、B級チャンバラは一時期、流行しました。それを代表して、あえて入れました。あしからず。



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制作:chuei.jp
四日市中映シネマックス

STAFF: Setuo Watanabe  Namiko Tati  Tiaki Kobayasi  Mika Tutui
THANKS: Yasuo Itou  Yosiyuki Oota  Hiromitu Ootuka  Turukiti Suzuki  Tosimizu  Miki Nakamura