シチュエーションサスペンス映画ベスト10

*私が思う、世界を変えた!
シチュエーション
映画No.1アター映画ー映

 「SAW ソウ」2004年作品
かってない斬新なアイデアにひれ伏す!
密室で足を鎖でつながれた2人の男が直面する究極の選択と苦悩を描いたスリラー。
このジャンル映画、”ソリッドシチュエーション”と呼ばれ、無名の若手、ジェームズ・ワン監督が、低予算で、結果、口コミで、続々全米2000館拡大公開。
全く先の読めないストーリー展開に全編、目が離せない。緊張感MAX、これぞ映画!
とんでもない映画を誕生させたものだ!
このシリーズ何作も作られ、どんどん劣化していった。
1作目が飛びぬけてのアイデアには、到底、何をしても及ばない。
ジェームズ・ワン監督、この作品にとどまらず、ホラー映画にも踏み入れ、
「死霊館」、「インシディアス」ときて、あの「ワイルドスピード」のシリーズ第7弾の監督に抜擢され、飛ぶ鳥の落とす勢いの監督である。


*私が思う、世界を変えた!
シチュエーション
映画No.2

「キューブ」1997年作品
「SAW」前には、ダントツNO.1のシチュエーション映画!
謎の立方体(キューブ)に閉じこめられた男女6人の脱出劇を緊迫感漲る演出で描く。
ある日突然、密室に閉じこめられた6人の男女。それは正方形の巨大な立方体だった。一体、何の為にに作られたものなのか、なぜ自分たちが閉じこめられたのかは誰も知らない。脱出方法は6つあるハッチのいずれかを選び、同じ立方体でつながっている隣に移動しながら出口を探す以外ないが、いくつかの部屋には殺人トラップが仕掛けられていた。ゲーム感覚の謎解き、脱出の判断、男女が翻弄される密室映画の最高峰!
手に汗握る、部屋ごとの脱出劇は、巧妙かつ、緻密、当時のCGも頑張っている。
「SAW」もそうだが、これを見ないと、映画は語れない。
「SAW」同様、低予算。何故なら、セットがひとつで済む。くどうようだがアイデアが命。


*私が思う、世界を変えた!
シチュエーション
映画No.3ー映画

「ファイナル・デスティネーション」2000年作品
死の運命から、逃げる手段とは?
手買え品買えの殺しの波が襲い掛かる!

クラスメートや教師たちとフランスへの修学旅行の離陸寸前の飛行機の中。その瞬間、
飛行機は大爆発!する夢を見てしまい、恐怖におののいた一人の学生は、離陸直前に、“この飛行機は爆発する!”と叫びパニックに。結局、学生と友人、6人を残して離陸した飛行機は、実際に爆発してしまう……。
運良く生き残った7人だったが、やがて彼らは、また一人、又一人と謎の怪死を遂げていく……。”死”という、運命から逃れる手段はあるのか?
このシチュエーションが、素晴らしい。殺され方もひとひねりしている。ここが、この映画の見せ所でもある。誰もが、この映画に虜になること間違いなし。
本作の大ヒットにより、シリーズ化され、ファイナルシリーズが多く出来たが、”ファイナル”何々という、映画のまがい物も多数、作られた。
すべて、これを超えるものはない!「SAW」、「キューブ」も含めて、画期的なアイデアは1作目に、勝るものはない!それは、どの映画のジャンルにも通じるが・・・。


*私が思う、世界を変えた!
シチュエーション
映画No.4アター映画

「シックス・センス」1999年作品
オチだけが突拍子もない!
インド出身のM・ナイト・シャラマンンの脚本に目をつけたビエナビスタ配給会社との映画の契約で、シャマン自ら監督させる条件を突きつけ、それが功を相したのか、シャラマンが全世界に一躍、時の人になった作品。
この映画のドラマには、そう興味はないが、そのオチ、そのどんでん返しには、みな驚いたものだ。当時。
私も、試写会で見たのだが、中盤で、オチがわかってしまい、隣の友人に、”これって、アレじゃない。”と、言ったから、最後に、友人、私に向かい、”あなたが言うから興醒め!”と嘆きました。この手は、オチ知っていたら、何も面白くも何ともない。
このオチは、新鮮で、この手があったかと、業界も騒然。
このあたりから、このジャンル、みな、先を読むのが解くのが映画マニアには慣例?
それはオーバーか?
シャラマン監督、その後も、「アンブレイカブル」は合格点だが、どんどん劣化をたどっていきます。画期的なアイデアは、簡単に降ってきませんよね。
それにしても、この「シックス・センス」、伝説です。

*このアイデアで、ゴシックホラー、
ニコール・キッドマン主演の
「アザーズ」は、
ドラマ脚本の上手さもあり、映画としては、これをオススメします。
「アザーズ」2001年作品

1945年、第二次世界大戦末期のイギリスのジャージー島。
古い大きな屋敷に住む家族と使用人。夫は戦地に、残された妻、子供二人。
その家族に、次から次へと怪奇現象が起こる。
一体、何が起こっているか?想像も出来ない結末を迎える。
この映画、ドラマに富み、ニコールの美しさ、予想を遥かに超えるどんでん返し。
ゴシックサスペンスの名作である!是非、ご覧下さい。


*私が思う、世界を変えた!
シチュエーション
映画No.5映画

「アイデンティティー」2003年作品
ストーリー展開の完成度はずば抜けている!
豪雨のために交通が遮断され、さびれたモーテルに泊まることになった10人の男女は、
若いカップル、わがままな女優とそのマネージャー、囚人と彼を護送する刑事、子供連れの夫婦など。すると、女優が行方不明になり、やがて次々と殺されていく。
犯人は一体、誰なのか?サイコパズ映画に見せて、ラストには、意外な犯人が用意されている。この映画、何度みても、よく出来てる。今も、色あせない。

*モーテルが舞台と言えば、
2007年作品
「モーテル」も秀逸でした。

朽ちたモーテルを舞台に、若いカップルが、自分たちが殺人ビデオの被写体だと知った恐怖を描くサスペンススリラー。初監督作品とは思えない出来栄え。
残億シーンはないのに、モーテル支配人の奇妙な振る舞いや不気味な無言電話と、
忍び寄る危機感、緊迫感を盛り上げている。
DVDの特典映像では、もうひとつのエンディングも紹介され、こちらも悪くはない。
要は、ハリウッド映画、念には念を。ラスト、二パターン作って、試写会の観客に判断をゆだねているのだろう。その余裕こそが、ハリウッド映画の典型的パターン。


*私が思う、世界を変えた!
シチュエーション
映画No.6ター映画

「ヒッチャー」1985年作品
殺人鬼ヒッチハイカーに翻弄される、
この手法が、映画界にもたらした功績は大きい!

ルドガ・ハウアー演じる殺人鬼ヒッチハイカーが話題となったサスペンスアクション。
なにげなく同乗させてしまったヒッチハイカーに、執拗にまとわりつかれる若者の恐怖を描く。この作品が初監督とは思えない出来栄え。主演も「ストリートファイヤー」で有名になったが、それ以後、ヒット作恵まれなかったトーマス・ハウエルが、これで復活かと思われたが、すべて、悪役のルドガ・ハウワーに持っていかれた。運の無さ。とにかく、映画は、スピルバーグの「激突!」を彷彿させる展開、猟奇な男に追われると、とんだハメになる、ハイウェーハイテンションムービー誕生!この映画で、秀逸なシーンは、車が急斜な上り坂を上がっていくと、見えない下り坂方面から、突如、目の前に、ヘリコプターが浮上してくる場面には驚愕した。凄い興奮を覚えた。かってないシーンである。その後、戦闘ヘリ映画「ブルーサンダー」で、ビルシーンで、そのパターンが取り入れられたほど。今では、昨今の映画でも多用されている・・・。本作のヒットを受け、何度も、リメイクされています。それほどまでに映画会社も、今も、この映画の醍醐味を理解しているのです。


*私が思う、世界を変えた!
シチュエーション
映画No.7

「スクリーム」1996年作品
絶叫映画をパロディし、恐怖あり、謎解きあり、
新たな恐怖世界に脱帽!

「ハロウィン」「ラストサマー」等に見られる猟奇モンスター映画をパロディ化。
よくあるパターン化された絶叫映画に飽き飽きした中で、新風を吹かせた。
出だしから、恐怖を入れながらも、あのパターンかと思わず含み笑い。場面、場面に、このシチュエーションでは、殺されるから、みんなでいれば怖くないをやる。笑える。ただ、コメディ要素を入れながらも、犯人は誰かの謎解きをちゃんと入れている。全世界で、大ヒットし、これも、この手がありましたかと、感心。
ただ、甘い汁に誘われて、シリーズ化されましたが、当然のごとく、飽きられました。
本作が、最高の傑作です!


*私が思う、世界を変えた!
シチュエーション
映画No.8映画

「ワイルドシングス」1998年作品
二転三転どころか、とことん騙し映画の傑作!
よくぞ、ここまで騙してくれました。

フロリダを舞台にスリリングな男と女たちの駆け引きが展開するサスペンス。
出演は、マット・ディロン、「スクリーム」でスターになったネーヴ・キャンベルの美しさとお色気もいいが、どこまで騙せば気が済むのか、最後まで予断を許さない。ここまで騙されれば、小気味いい。またしても、シリーズ化されたが、案の定です。そう甘くない。


*私が思う、世界を変えた!
シチュエーション
映画No.9ー映画

「ホステル」2005年作品
ワンシチュエーション拷問映画!
ヨーロッパを旅する若者たちが、次々と失踪し、むごたらしく殺されていく様を描く。
目を覆うような拷問シーンが連続に、嫌気もさすほど。タランティーノが製作。このジャンルに手を出したか。シリーズ化するほどヒットした。世の中、残酷なもの、好きですネ。


*私が思う、世界を変えた!
シチュエーション
映画No.10ター映画

「クライモリ」2003年作品
クライモリには近づくな!何かが起こる!
スティーヴン・キングが、その年の年間ベスト1ムービーに挙げた作品。
森の奥深くに入り込んだばかりに、若者達は恐怖の陥る。何がいるのか?この手、はよくあると、突っ込まれそうですが、ありそうでない、この恐怖感、なかなかのものです。やはり、シリーズ化され、8作も製作されました。
*上記の他にも、創意工夫の映画がどんどん製作されましたが、
この映画たちが牽引したと思います。ありがとう。





































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制作:chuei.jp
四日市中映シネマックス

STAFF: Setuo Watanabe  Namiko Tati  Tiaki Kobayasi  Mika Tutui
THANKS: Yasuo Itou  Yosiyuki Oota  Hiromitu Ootuka  Turukiti Suzuki  Tosimizu  Miki Nakamura