映画三昧記

*2008年〜 *2010年〜 *2012年〜  *2014年〜  *2018年〜  *2019年〜 
 *2020年〜   *2021年〜 

映画三昧記2020年12月30日
●僕は少し外気にふれてみる。この肌寒さがいい。
と、思いつつ、
2020年の映画鑑賞は200本近く見つつ、コロナで空しく終わった。
ハリウッド映画、「007」、「トップガン」等々は来年に追いやられ、
あまり映画館には通えなかった。レンタルDVDも、もうお蔵入りか、無理やり、アジア系の無名映画が氾濫し、見るたびにゲンナリ。とんでもない1年だった。
でも、映画の存在にあらためて、認識させられた1年でもあった。

「思い、思われ、ふり。ふられ」を見た。

老いぼれでも、この手は好き。
「キミスイ」の浜辺と北村コンビ、ベタさがとても心地いい。
恋愛ムービーなら三木孝浩監督ならではの世界観と映像は美しい。
今年を締めくくるにふさわしいと高ぶっていたら・・・
最後には、ベタを極めて、浜辺、北村が結ばれよと願ってたが、肩透かし。
何だよね!甘口定番で終われよ!やれやれ・・・。
いや〜、浜辺美波、いい女優になってきた。可愛いよ。

「透明人間」を見た。

レンタル店はハリウッド映画新作がコロナで枯渇しているから久々。
う〜ん、やたらと、どうでもいいシーンが長い、くどい。
よくあるパターンをタラタラ・・・、結果、そうくるかです。

「コンフィデンスマンJP」を見た。

もういい。途中で頓挫した。

韓国映画「1987 ある闘いの真実」を見た。

光州事件の後の韓国民主化闘争の真実を描く。
監督の丁寧な時代考証とワンカット、ワンカットの映像に魂を感じる。
心を揺さぶられる。素晴らしい。

映画三昧記2020年12月18日
●僕は浮かない。

「約束のネバーランド」を見た。

原作は知らないが、
前半から、限定された場所のみのシチュエーションだから、絵に飽きがくる。
後半は、たたみかけなければいけないが、ダラダラとした会話ばかりに終始する。
緊張感もそぐ、邦画ならではの泣かせてやるシーンの多用にはウンザリ。
もう、ラストあたりは笑い草。
「記憶屋」の平川監督。やっぱネ・・・。

映画三昧記2020年12月11日
●僕の無駄な時間。

「新解釈 三國志」を見た。

福田監督、過去、テレビ「勇者ヨシヒコ・・・」は、驚愕のゆるゆる笑いのノリには笑った。
映画「変態仮面」では、変態を笑いとして昇天させた。
桐谷美玲、有村架純、高畑充希、山本美月の「女子ーズ」は最高の出来だった。
「銀魂」、「「今日から俺は」でメジャーとなり、
もう、このノリで当分、いけると思ったのか・・・
まるで裸の王様のように、本作も、またかの長々の会話ノリ。
全然、笑えない、場内も静寂に包まれていた・・・。
そう、飽きたんだよ、福田監督。

映画三昧記2020年12月4日
●僕は通りすがりの者ですが・・・。

早速、「サイレント・トーキョー」を見た。

聖夜の爆破テロがメイン。
渋谷のスクランブル交差点を再現、1400人にのぼるエキストラ、
そこでの爆破シーンは最大の見所である。これは凄まじい。
ただ、脚本、ドラマが弱いし、演出も安いから、全体に薄っぺらい内容。
救いは、邦画もやる気を出したら、大掛かりなスペクタル、ここまで出来るんだ。

映画三昧記2020年11月29日
●僕の灰汁抜き。

韓国映画「暗数殺人」を見た。

実話に基づく。
連続猟奇殺人犯の告白に翻弄される刑事の戦い。
韓国映画、実話の映画化が多いが、デフォルメし過ぎ?

「砂の器」を、再度見た。

46年前の学生時代に見た。初めて号泣した。
あらためて再度、じっくり見た。
14年構想をかけて、こだわりと覚悟を感じる作品だと心震える。
監督は野村芳太郎、脚本は橋本忍、山田洋次、撮影は川又昂の豪華メンバー。
このような映画の取り組みは、現在では及ばない。

中国映画「SHADOW影武者」を見た。
「HERO」などのチャン・イーモウ監督ということで。
アクションを期待したが、アートしていた・・・。やれやれ・・・。

1952年作品「原爆の子」を見た。

恥ずかしながら、今さらに。
新藤兼人監督が広島の原爆で残された子供を描く。
監督の覚悟と信念が、良作を産み出すと思い知る。

映画三昧記2020年11月20日
●僕は無になる。

二階堂ふみだから、初日、朝イチで「バルボラ」を見た。

手塚治氏のご子息が監督。この御仁の作風、好きではない。
やはり、案の定、危惧したとおり、冒頭から、古い。
演技が始まるや、またもやダサい。我慢の15分。
ふみ様も輝いてはいない。すみません。30分で退席。ふみのヌードも見ずに・・・。
でも、怒りはない。こうなると、思っていていたから・・・。

フランス映画「21世紀の資本」を見た。

経済学者トマ・ピケティが説く、世界の資本主義ドキュメント。
過去のニュース映像と映画をシンクロさせながら、経済を紐解く。
お見事な映像編集はいいが、内容自体は過去のおさいらいで、
未来へのメッセージも、特段、そう深くはない。

韓国映画「悪の偶像」を見た。

3分の1まではとても良かった。監督の才気がほとばしる。
そこから、サスペンスは名ばかりで、展開はやりたい放題、
その上、監督の映画しまくり、芸術しまくりに、とてもイライラはMAX!!!
はいはい、どうですか、私、才能あふれてるでしょう・・・を連発。
冷静に撮れば、いい監督なのに・・・。

韓国映画「未成年」を見た。

同級の女子高生の互いの親が不倫。
ふて腐れながらも、大人への一歩を自答する。
名優キム・ヨンソクの初監督作品ながら、うまくまとめた。

「ドント・レット・ゴー」を見た。
「ゲットアウト」のスタッフなので見る。
そう飽きさせないが、どうも消化不良。

映画三昧記2020年11月13日
●僕は吐きそう。

「ドクター・デスの遺産」を見た。

安楽死という重いテーマながらも、内容はとんでもない、ふざけた映画。
ここから、ネタばれです。
尊厳死を謳う犯人が、後半は異常なサイコパスに変貌。
少女を言葉で死に誘い込む、挙句は殺しにかかる。刑事までも・・・。
犯人は、医者でもなく、元・看護師なのに薬品はどこから手に入れる。
何故か、病院勤務でもなく、養鶏場に勤めている。何でやねん!
アな脚本、実績ある深川栄洋監督なのに下手な演出、ロケハンも手抜き、
綾野剛も何故、出演したのか不思議?
今年、稀に見る最低な映画。

映画三昧記2020年11月10日
●僕は以下同文が嫌い。

「あらおらでひとりいぐも」を見た。いや、半分で辞めた。

芥川賞に輝く若竹千佐子の小説を映画化。
期待してチケットを買い、ついポスターに目をやると監督が沖田修一だべさ・・・。
まいったな〜・・・、この御仁、「横道世之介」が秀逸だったが、他はほとんどがかったるい。
間が長い、演技をやけに引っ張る、まったり過ぎる、イライラするほど、監督の自己満足の極地。本作もそう・・・。老人の思い出話と今の心境なれど・・・、あ〜長い、長い・・・。
はい、3分で、これは案の定、あかんわ、もうちょっと我慢で20分、また我慢で40分、
あ〜、こらえきれずに1時間で退席。”おらおらで映画見たくない”。

「Fukushima50」を見た。

震災による福島原発事故を事実に沿ったノンフィクション映画。
テレビで再現ドラマをよく見たが、本作は突っ込んだ内容。
事によっては日本壊滅の危機を奇跡と当事者の奮闘で乗り切るが・・・
映画ゆえか、逸話がドラマにし過ぎ。そこは興醒めだが、
制作陣の魂はヒシヒシ伝わる。現場を忠実に再現シーンは最大の見所。
立派な映画です。

「ANNAアナ」を見た。

リュック・ベッソンの久々の監督作品。
「ニキータ」、「レオン」以来の女殺し屋がテーマ。
展開は監督が年をとった分、娯楽に徹せず、映画ぶってしまうのが難、
でも、よくまとめている。ただ主演女優の華がないのでワクワク感に乏しい。

「ライブリポート」を見た。

誘拐事件を追い詰める警察官の一部始終を女性リポーターがリアル生配信という設定。
脚本は雑だが、予算が限られた中、市街戦でのアクションの数々にはスタッフの熱意が。
突っ込みどころ満載でも、つい見ちゃう。B級としはいい方。

オランダ映画「ロード・インフェルノ」を見た。

サイコな男をあおったら、とことんあおられる襲われる。
レンタル店ではパッケージの迫力か?人気作で貸し出し中が多い。
でも、B級のありきたりパターン。バカな家族のお話。

「ザ・クーリェ」を見た。

好きなオルガ・キュリレンコ主演のアクション。
地下駐車場限定だから、弾まない、ありきたり。しょぼい。

「犬鳴村 恐怖回避ば〜じょん」を見た。
「犬鳴村」の本編にとぼけたイラストキャラクターでコメディに。
しょうもない小商いをするな!

映画三昧記2020年11月2日
●僕は連呼する。

シリア映画「娘は戦場で生まれた」を見た。

シリアの内戦。反政府軍の人たちのアサド軍に追い詰められる様を描くドキュメンタリー。
まさに戦場の真っ只中、女性監督が自らの子供を守り、過酷な現実を捉える。
ただ、ドローンを駆使した映画的映像もあるのが、少し冷めてしまう所もあるが、
平和ボケの日本人には見てもらいたい。

「記憶屋」を見た。
人のイヤな記憶を消してしまう”記憶屋”という、とんでもなく愚行な物語。
とんとアホな展開で、腰抜かすほどひどい。

「バット・チェイサー」を見た。
強盗に襲われ、難を逃れた女性が復讐する話と思いきや、
ただ逃げてるだけ・・・。あれま〜・・・。

「レディ・ブレイド」を見た。
悪人を刀でぶった切る闇の処刑レディ。B級過ぎる。

「スクランブル」を見た。
カーアクションが売りだが、驚くほどでない。

「世界でいちばん貧しい大統領」を見た。
今公開中の「ムヒカ世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」とは別作品で、まぎらわしい。過去に、フジテレビの宮根の番組で、このムヒカ大統領の市民と同じ質素生活ぶりと、国民を思う信条に心打たれたので見たのだが、本作は、ムヒカ大統領誕生までの生き様が描かれている。履歴書みたいな内容。少々退屈。たぶん、最近作の方がいいでしょう。

「パーフェクトマン完全犯罪」を見た。
盗作で成り上がった作家のボロ隠しで殺人まで犯すサスペンス。
結構、見入ってしまうが、よくあるパターンか。

遅ればせながら「ナイトクローラー」を見た。

報道パパラッチの常軌を逸した異常なまでものネタの追い込み。
これが、とても良く出来ている。
今まで見逃していたのはお恥ずかしい。

映画三昧記2020年10月30日
●僕の肉声。

「罪の声」を見た。

昭和に起こった未解決のグリコ・森永事件の脅迫には子供の声が使われた。
それをモチーフに物語を作り上げた。
時代背景、事件の概要などを知らない世代には、ピンと来ないかもしれない。
ただ、荒い展開だが、上手くエンターティメントに仕上がっている。
まさに、「今、会いにゆきます」等の土井裕泰監督の力量で引っ張るが、
ラストが、昨今の邦画パターンの泣かせてやるぞ!が、くどい、長い。
締め方を間違えた。けど、いい出来。

映画三昧記2020年10月22日
●僕は母の茶碗蒸しが好き。

「みをつくし料理帖」を見た。

”角川映画”で興行界を変えた風雲児、角川春樹が自らメガホン。
覚悟を持って、監督としての最終作。
序盤は情緒に欠けて雲行きが怪しかったが・・・
中盤あたりから、監督の執念が勝ってきた。
石坂浩二や薬師丸ひろ子などのカドカワ映画の一時代を築いたキャストたち勢揃いも後押しも花を添える。NHKドラマの黒木華には劣るが、主演の松本穂香、奈緒も頑張った。
さらに、エンド曲が、角川映画にも一役買ったユーミン作詞作曲、歌・手嶌葵の主題歌がとても心に沁みる。映画全体にちょっと拙さもあるが、監督の志と熱い気持ちが心地いい。

映画三昧記2020年10月21日
●僕は胸が熱い。

「スパイの妻」を見た。

ヴェネチア映画賞の監督賞に輝く。
NHK・BSドラマの劇場版と見終わってから知った。
なるほど、NHKがバックだから、ロケハン、美術と細部にこだわっていられるわけだ。
やはり、この丁寧さで、物語の良し悪しは、もうどうでもいい、
意気込みがヒシヒシ、黒沢清監督の照明こだわりといい、画面に出てる。
また、そこを引き立たせる蒼井優と高橋一生のコンビ、
タナダユキ監督の「ロマンスドール」でも、いい演技を見せたが、とても相性がいい。
昭和15年戦争前時代背景をテーマの題材にする、このような作品が、
まだ世に、気概を持って世に出してくれるだけでも素晴らしい。
映画っていいな・・・。映像魂に感動する。
巷のあふれる「鬼滅の刃」の喧騒の中だから、なおさら・・・。

映画三昧記2020年10月16日
●僕は禰豆子のために・・・

さっそく、朝イチで、「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」を見た。
気持ち、若いでしょう。

テレビアニメでの映像の素晴らしさに・・・、さて、劇場版は、
このコロナ禍、超満員に恐れながら・・・。
音楽と効果音でたたみかけてくる・・・・が、映像は、大味。
合間、合間に、能書きたれて、泣かせてやるぞか・・・
まあ、全編、戦いばかり、飽きてくる。
今後も、このパターンでシリーズ化されていくんだな・・・。
ただし、作り手の熱量には拍手を送りたい。

映画三昧記2020年10月9日
●僕は大原櫻子の最新曲「やっぱもっと」の聴きすぎ。

「望み」を見た。

ある日、失踪した息子は事件の加害者として扱われた事で、家族それぞれの葛藤を描く。
重いテーマに見えて、描き方は浅いような・・・、これが映画全体を占める。
なんか、テレビドラマでもいいんではないかと・・・、よぎる。
マスコミの描き方、父が被害者葬儀の乱入と、いささか???
私のこころには響かなかった。

映画三昧記2020年10月7日
●僕は憂う。Gotoどころではない人にとって・・・。

「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」を見た。

もういいよ。あうだこうだ、話をこねくりまして、下手な芝居の応酬。
中田監督の演出も古くさい。面白くない。

映画三昧記2020年10月5日
●僕のねじり現象。

「Red」を見た。

家庭か、愛か、不倫妻の葛藤を描く。
夏帆、妻夫木の濃厚ベットシーン(見物)に唖然となりながらも、
話の5分の4まではとても良かったが・・・、最後の最後で、安易な演出に愕然となる。
「幼き子、われらに生まれ」で、一皮剥けた三島有紀子監督なのに、
ラストで台無しにしてしまった。でも、あの夏帆は、よく頑張った。ただし舌を入れ過ぎ。

「風の電話」を見た。

岩手県にある、震災で亡くなった人への思いを伝える”風の電話”BOXをモチーフに
少女の葛藤、苦悩を描く。震災をテーマとなれば、相当の覚悟がいる。
それが、まあ、いやらしいほどの安い長回し、あまりにもベタ過ぎる。
これが、たらたら、たらたら・・・
ラストも、どうですか、演技してますか・・・。どうもあざとい。

ここから、輪をかけて、文句にお付き合い下さい。
インド映画「サーホー」を見た。
パッケージがド派手アクションが売りなのに、何も面白くも無い。詐欺。

パラグアイ映画のホラー、「モルグ」を見た。
ハリウッドリメイク化が売りに騙された私が悪い。

「エージェント・スミス」を見た。
「ソルト」、「ボーンクレクター」の大御所監督が売り。
アクションがあるのかと思いきや、何もない。これまた、大ハズレ。何じゃないな。

「ザ・ロウ」を見た。
ブルース・ウィリス主演のアクションが売りではなく、
また主演でもなく、小遣い稼ぎの詐欺映画。

韓国映画「悪魔は見ていた」を見た。
地下駐車場に閉じ込められた女とサイコパスの男。
もう、読めるよネ。オチもよくあるパターン。

映画三昧記2020年10月2日
●僕は思う。最近のビデオレンタル店、コロナの余波で新作ハリウッド系が尽きて、
新作は、ロシア、フィリピン等、果てにはパラグアイのホラーとくる。
もう、借り損が多すぎるし、パッケージのはったりコピーは詐欺に近い、嘆かわしい。

ならばと、またもや、映画館へ、「浅田家!」を見た。

本作の中野量太監督、「チチを撮りに」では確かな才能の目を見張るが、
世間には認知されず、その後の「沈まない三つの太陽」もその浮き目。
遂に、「湯を沸かすほどの熱い愛」で各たる賞に輝き、ヒノキ舞台へと・・・。
次作のメジャー作品「長いお別れ」では有名俳優に気を使い過ぎたのか消化不良。
そして、この作品で東宝東宝作品に格上げ。
こうなると迎合する、脚本はゆるゆる・・・。ヒットさせることが大命題か?
とても長く感じる。早く終われと願ったほど。

映画三昧記2020年9月29日
●僕はざわめく。

惚れ惚れする傑作、韓国映画「わたしたち」を見た。

クラスで、はぶかれている小学4年生の女の子の繊細な思いを描く。
この主役の女の子、とても表情が、演技とは思えないほど。
あの是枝監督も、この作品を絶賛。
ここまで撮りきった女性監督の才能に惜しみない拍手を贈りたい。
特にラストの締め方が秀逸。久しぶりときめいた。
本当に素晴らしい。まさしく傑作である。

映画三昧記2020年9月25日
●僕は熱心にも・・・。

またもや、初日公開、朝一で「映像研には手を出すな!」を見た。

人気マンガを、前にNHKがアニメ化したのを一部見て、斬新さに驚き、
それが実写化となればと、主演が乃木坂の斉藤飛鳥とも気付かず・・・
は〜、やれやれ、ラストあたりまで何も面白くもない。ただイラつくのみ。
映像作りの苦悩シーンなど皆無で、小ボケネタがアホらしいほど延々と・・・、
頓挫しようかな思いつつも、我慢、我慢、やっと後半に効果音だけで映像が
空想できるシーンには、これ、これを待っていたぞと目が覚めたのに・・・
さあ、ここからかと思いきや、後戻りの目を覆うエンディングに、何じゃコレ!です。
私が見たいのは、映像研究のあり方です。無駄な時間でした。

映画三昧記2020年9月18日
●僕は逆走はしない。

早速、朝一で、「テネット」を見た。

「ダークナイト」で脚光を浴びたクリストファー・ノーラン監督様です。
冒頭からのアクションシーンは、音楽と効果音でたたみ掛ける演出は見物。
さて、ここからです。一筋縄ではいかないノーラン様、
”おまえ、一般人、平民には理解できないでしょう”とばかりに
自己満炸裂の物理学的な難解会話が延々・・・、当然、観客は置いてきぼりで無視、
それではゴメンねとばかりに、とんでもない逆行映像アクションシーンで引き込ます。
と、思ったら、またまた難解会話に戻り、、こちらも、もうどうでもいいよとあきれ返りつつ、
とどめのアクションでは、何故か、飽きてきました・・・。
それでも、新たな映像世界へのチャレンジ精神は大したものです。
そこは、ノーラン様です。

映画三昧記2020年9月16日
●僕の味比べ。

映画館で、岩井俊二監督の中国映画「チィファの手紙」を見た。

この作品は、日本でも製作、本年公開された自筆の小説「ラストレター」を、
一足先に中国で製作、公開されたもの、やっと陽の目を。
内容は、そう変わらない。けれど俳優がチョイ弱いかな・・・。
ただし、ラストの締めは、こちらがとてもいい。
岩井俊二、二国で自らの小説を映画出来るって、シワセナな監督です。

映画三昧記2020年9月11日
●僕の空き時間。

映画館で、清原果那主演、「宇宙でいちばんあかるい屋根」を見た。

一押しの監督、「新聞記者」、「デイアンドナイト」の藤井道人監督。
14歳の揺れ動く思春期を桃井かおりをからませて紡ぐ。
丁寧に描いているし、内容も悪くはないが、どうも消化不良。
ありがち過ぎたのかも・・・、もうひとつ乗れなかった。
清原果那はいい。

映画三昧記2020年9月10日
●僕は今日、炊き込みご飯。

「前田建設ファンタジー営業部」を見た。

実存する大手の建設会社がアニメを具現化するため見積もりを出す実話を映画化。
伝説のアニメ、「マジンガーZ」の格納庫を作ったらの展開・・・、
前半は専門用語が飛び交い、リアルを求めて退屈するが、
後半は、奇想天外な世界に誘い込んでくれる。ここは面白い。
特筆は、エンドロールのアイデア。これは素晴らしい。

「弥生、三月 君を愛した30年」を見た。

「家政婦のミタ」の脚本家・遊川和彦が監督、脚本。
この代物が、とんでもないお話に目が点になる、ひっくり返る。
何じゃコレ、何じゃコレを連発しまくり。
ここまで言いたくはないが・・・、アホな映画!

映画三昧記2020年9月6日
●僕の魔法の世界は何処に?

「ジュディ 虹の彼方へ」を見た。

「オズの魔法使」のジュディ・ガーランドが後年、47歳で亡くなる半年前の荒れた生活と
それでも光り輝くステージシーンを描く。
この役を、あの「ブリジット・ジョーンズの日記」でブレイクしたレネー・ゼルウィガーが
渾身の演技と歌に魅了される。見事にカムバック!アカデミー賞主演女優賞は当然だ!
ラストは泣けます。

映画三昧記2020年9月4日
●僕とドルチェ&ガッパーナ。

「デイアンドナイト」を見た。

今年見た作品で、もうNO.1である!
「新聞記者」で名を挙げた藤井道人監督。
善と悪のテーマ性に批評は分かれるが、
もうお話はどうでもいい。
この監督の計り知れない才能に釘づけになる。
ワンカット、ワンカット、渾身の映像で叩きつける。
理屈はいらない。感性で見ろ!

「影裏」を見た。
この作品は「ろううに剣心」の大友監督。
どだい、この監督、シリアスは無理。
映画してます風に頑張っているようで中身は薄い、安い。
カット絵もありきたり。
この作品を見て、続けて、「デイアンドナイト」を見たので、
なおさら監督の差は歴然となる。

映画三昧記2020年9月2日
●僕はこの映画に唖然となる。

韓国映画「幼い依頼人」を見た。

2013年に実際に起こった継母児童虐待に基づく。
継母に弟殺しの濡れ衣を着せられた姉。大人は誰も助けてくれない現実。
見て見ぬをフリをした罪悪感から若き弁護士が、その真実に奔走する。
虐待シーンなど、かなりヘビー。テーマもキリキリ、心が痛む。
けれど、ひたむきで丁寧な作風に、後半は、もう涙腺が緩んでナミダ、涙。
この虐待の現実に是非、見て欲しい作品。必見。

映画三昧記2020年9月1日
●僕は、またもや、このコロナ禍、慎重に映画館に足を運ぶ。

話題の「事故物件 怖い間取り」を見た。

あの伝説の「リング」を誕生させた中田秀夫監督、最近作は不出来が多い。
これもどうかな?と思いつつ、淡い期待。
でも、何も怖くない。最初の物件エピソードは、「リング」を訪仏させていたが、
後は、ただすべり。どうした中田監督。

「劇場版 そして、生きる」を見た。

WOWOWのドラマ6話を編集した映画版。
初めて見るものには、はしょりすぎているのか、話が陳腐。
脚本が売れっ子、岡田惠和にしては、とても軽すぎる。

映画三昧記2020年8月24日
●僕は、このコロナ禍、慎重に半年振りの映画館鑑賞。

「糸」を見た。

半年ぶりの映画館に「糸」を危惧して選んだ。
「涙そうそう」、「ハナミズキ」で実績をあるTBS製作の名曲映画化シリーズなれど、
上記の作品も含め、名作「いま、会いにゆきます」の土井裕泰監督ではない。
「64」、「友罪」、「楽園」などの瀬々敬久監督だからです・・・。
あ〜やっぱり、安い。安すぎる。
中島みゆきの名曲の世界観などない。無残に曲を殺してしまった。
罪な映画。ただし、菅田と小松菜奈に罪はない。

映画三昧記2020年8月20日
●僕は半分少年。

「黒い司法」を見た。

1980年代。黒人の冤罪を晴らすため手弁当で奔走する若手弁護士の実話。
かなり脚色したのだろうが、力強い作風とラストの感動は胸を打つ。

フィンランド映画「ラスト・ディール」を見た。

老いた美術商が目をつけたのは幻の名画、それは贋作か?本物か?
サスペンスタッチの味付けとヨーロッパ映画の香りはさすが。

オーストラリア映画「ナイチンゲール」を見た。

イギリスの植民地時代のオーストラリアが舞台。
極悪非道な将校に犯され、夫と乳飲み子も殺され復讐へとすすむ女の物語。
興味はなかったが、園子温が褒めているので。
丁寧な作りは感心するが、どちらも行動がアホらしい。
ただただ長たらしい。

「マー」を見た。

若者達を追い詰める女はサイコパス。
動機は最後の最後まで引っ張った挙句、しょぼいオチ。何じゃこれ。

「ある船頭の話」を見た。

オダギリジョーが初監督。
あ〜、このテーマ、巨匠的な試みしたがることがいやらしい。
映像は美しいが話が稚拙。
どうですかぶった作風、才能無い方は、これをやってしまう。

映画三昧記2020年8月13日
●僕は素敵な作品にめぐり合うシアワセ。

「夏の夜空と秋の夕日と冬の朝と春の風」を見た。

四季を通じて、四つの話のオムニバス。
期待などなかった。話題にもなってなかった。
1話を見ても、初心なアオハルですネと・・・
それがそれが、2話でど〜んとはずみをつけ、3話で抑え気味にして
4話で、ベタながら泣かしてくれる。
奇をてらわない演出、すべてさりげなく、昂揚に走らず、
だから、素朴なテーマが心に染み入るように胸を打つ。
とても好きです。制作陣に敬意を払います。
このような作品が、世に埋もれているのがもったいない。
映画館で見たかった。

映画三昧記2020年8月11日
●僕を問う。

今さらに1968年作「あ
ひめゆりの塔」を見た。

本音を言えば、恥ずかしながら避けてきた映画だったかも・・・。
でも、見なければいけない。
この沖縄の”ひめゆり部隊”に関し、過去に幾度か、NHKなどのドキュメンタリーでは知識は得ていたが、年をとるにつれ、見るべしと。
臨時看護婦部隊として戦死した若き”ひめゆり部隊”と呼ばれた女生徒たちが描かれる。
もう何も言うまい。是非、若い方にも見て頂きたい。渾身の作品である。
8月15日。終戦記念日。
私の叔父は20代前半の若さで戦死している。
私は、ちゃんと生きているのか?だから問いかける。

映画三昧記2020年8月10日
●僕には,Gotoトラベルではなく、お盆帰省しないMetooです。

「スキャンダル」を見た。

2016年、FOXテレビの実話セクハラ暴露事件を描く。
いや〜、セクハラというより性犯罪ですネ。
とんでもない男は巷にはびこっている。あなたの近くに・・・。
ただ映画は、間延びしてるかな・・・。


「静かな雨」を」見た。

私の大好きな「四月の永い夢」の中川監督だから見た。
前作では、ファンでもある松本穂香主演「わたしは光をにぎっている」で、
映画自己陶酔にウンザリしたが、またしてもやってくれました。
突っ込みどころ満載、”カップル、そんな偏屈な会話しないわ〜”、”たい焼き、1個買いの人ばかり並んでいる!”、”仕事場に来て、パソコン開けたら、鼓動時間なしで、すぐ打ち込む、それないわ〜”、等々、もう生理的にイヤな映画。映画やっていますか、映画才能、凄いでしょう僕か?

「ミッドウェイ運命の海」を見た。
派手な予告編に騙されて、本編は会話ばかり。
前半の空中戦、海戦だけで、後の展開は撃ち落され不時着した海で漂う男の話。
やれやれ・・・。

映画三昧記2020年8月5日
●僕は2月以来、まだ映画館に足を運べない・・・。

「ザ・ピーナッツバター・ファルコン」を見た。

職を失った漁師と施設から逃げ出したダウン症男性との逃亡ロードムービー。
とてもいい評判だが、食指は伸びない。
でも、お気に入り女優のダコダ・ジョンソンが出てるから見たが、
どうものらない。どこか話が安易。
それでも押さえどころはちゃんとしてる。テーマも悪くない。
いい映画ではあるけど・・・。

「ナイブズ・アウト」を見た。

これまた高評価ミステリーがふれ込み。
またもや、弾まない。最後でやっと盛り返したが・・・・

映画三昧記2020年7月24日
●僕の裏事情。

フランス映画「私の知らないわたしの素顔」を見た。

バツイチの50代の大学教授。彼女はSNSで20代の女性になりすまし、
禁断のバーチャールの世界にのめりこむ。日ごとに高まる男性との展開は
二転三転とめぐっていく・・・。
監督の演出、映像感覚、編集、見事に昇華させてくれる。素晴らしい。

映画三昧記2020年7月11日
●僕は時間稼ぎをしたくない。

「初恋」を見た。

三池崇史監督作品。
プロボクサーと風俗の女、刑事地とヤクザ、麻薬をめぐる顛末。
「初恋」のタイトルは名ばかりで、三池ワールドのバイオレンスの真骨頂。
ただ、作風が脱力感、アニメを取り入れ、遊び心を入れてさあ、映画してますか?
う〜ん、どうも昭和の香り。ちょい古いか?
でも、三池は丁寧に渾身で撮っているのはうなづける。
そして、ベッキーの捨て身の振り切りアクションも見所と、見て損はない。

「カイジ」を見た。

レビュー評価の低さ通り、何だコレです。
アホなゲームを真剣に、トドメはジャンケンで決めるチープさ。
あり得ないどんでん返しにもあきれ返るばかり。
このつまらなさは、悪魔的だ〜!

韓国映画「エクストリーム・ジョブ」を見た。

このパッケージを見て、勘で興味はわかなかったが、
韓国で空前の1600万人以上の動員したと謳っているのでお勉強。
麻薬事件を追うために、刑事5人が張り込りで、いきさつ上、チキン屋を経営することに・・・
それをベースにてんやわんやのコメディ。
でも、何も面白くもない。早く、終わって欲しいと願った1作。

「スケアリーストーリーズ」を見た。

もういいよ。しょせん、「IT」の真似事。

「フェイタル・レイド」を見た。

このパッケージ、香港映画のド派手なアクションと思うでしょう。
ビックリするぐらい、しょぼい。唖然。

「あのこの、トリコ」を見た。

たまには恋の甘酸っぱさを。とてもとても、甘い〜!高校生向き。

「12ラウンド リーロデット」を見た。

シリーズ2作目。話がチープ過ぎてドキドキもない。

「SAW」を16年ぶりにあらためて見た。
低予算の自主制作映画が、あまりにの高評価を得て大バケ。
やはり上手い。上手すぎる。ただ久々に見ると、総じて各シーンが長いか?
それを、ラストの衝撃度が凌駕する!いやはや、ジームズ・ワン監督、やるね〜。
アメリカンドームか。あのシャラマン監督にも言えるが・・・、
ただし、このお二人、最近はマンネリか?ちょい飽きた。

韓国映画「火車」をこれも久々に再度見た。
あれ〜っ、主演がただ今、不倫中のキム・ミニだったのか・・・愕然。
でも演技上手いな〜。
そして、新発見は、この監督の映像感覚と編集の素晴らしさ。唸った、凄い!

映画三昧記2020年7月5日
●僕は思う。
昨今、検察の不起訴の理由を何故言わない事に誰も意を唱えないのは何故?

「仮面病棟」を見た。

冒頭、コンビニ仮面強盗が出くわした女性を撃ち、傷を負わし、
病院に担ぎ込む・・・、これだけの設定で、もう、これだけでオチは出てる。
後は、とんでもないような展開てんこ盛り。いや〜、まいたっな〜!

「9人の翻訳家」を見た。

9人の翻訳家が、原作の情報が漏れないようにある一室に隔離される。
だが、情報は漏洩していく・・・、それは誰か?
正義のために、この仕掛けをしたと犯人は語るが、
これで、この中から罪の無い人が死んでいる醜さ。
話を、どんでん返しがしたいがために、あれやこれやの無理スジ、もう何でもアリか?
見ていて腹が立ってきた。

「エスケープ・ルーム」を見た。

脱出ゲームに招待された男女6人。
幾つかの仮想空間の謎解きをクリアしなければ死が待つ・・・。
そう、飽きないが、謎解きが面白くもないから弾まない。
ただし、仮想空間のスタッフの美術には感心するばかり。
また、特典映像のメイキングでは、違うパターンのオープニングとラストも付いている。
ハリウッド、初号試写が評判の悪ければ撮り直す、やはりハリウッドです!

映画三昧記2020年6月30日
●僕の叙情。

1966年名作「男と女」を、今さらに初めて見た。

今まで見なかったのは、当時、この映画、日本では一世風靡したが、
フランスシス・レイの音楽で満腹になっていたのか・・
大人びすぎた内容に気後れしたのか・・・。当時、そのくせ「ある愛の詩」は見たのに・・・ネ。
で、何故、見る気になったのは、53年ぶりに同じスタッフ・キャストで「男と女」の
53年後を描いた新作をレンタル店お目にしたから・・・。興味メラメラ。
取り合えず、1966年作「男と女」を見る。

出だしは重い。
話もぐだぐだ長い。が、どんどん展開がすすうち、映像と編集の妙にはまっていく。
結論。こりゃ〜、凄いわ〜。芸術の香りを漂わせながら、そう男と女。脱帽。
クロード・ルルーシュ監督、この映画、3週間で撮りきったというから恐れ入る。

余韻にひたりながら、
すぐさに2019年作「男と女 人生最良の日々」を見た。

主役は、53年後の男と女、お二人、御年90歳と88歳。
男は認知がすすみ施設、女は別の道を歩んでいた。
再会からもたらす、互いの想い。
ルルーシュ、現代の現状を上手く捉え、あの日の熱い想いを回想しながら
淡々と詩的に話を紡ぐ。
ラストのムスンタングの疾走シーン、これは見所です。
ルルーシュ監督、老いても感性は老けていない。さすが。

2本で一気に4時間近く。
1966年作を見なかったのが幸いしたのか、
若かりし頃の二人の恋と、53年後の姿と、
こんな映画鑑賞は初めてのこと。ある意味、最高の贅沢な映画に触れた。
監督の腕が良ければ、ちゃんと成立させてくれる。素晴らしい。

映画三昧記2020年6月27日
●僕は、丸坊主では許されないと思う。甘い。

イギリス映画「家族を想うとき」を見た。

名匠、ケン・ローチ監督作品。引退撤回1作目。御年82歳。
労働者階級の家族を描く物語。
夫は仕事を転転とするが、フランチャイズの宅配ドライバーで14時間労働を強いられ、
妻は、難題を抱える弱者の訪問介護ヘルパー、息子は荒くれ反抗期、娘は、その間で
翻弄される。
この家族に、これでもかこれでもかと苦難が襲い掛かる。
全編に渡る救いの無い過酷な現実。息子の行動がやり過ぎで解せないが、
あえて、ケン・ローチ監督、あえてハッピーにはしない。これが、世界の現状か真実か。
やはり、演出のデティールが巧み、かなりヘビーだが、見て欲しい。

香港映画「ゴールデン・ジョブ」を見た。

ジャッキー・チェンが制作総指揮。
日本も含め各国でロケ。各所でアクションをたたみかける。
お金はかかっている。ただし、カーアクションなど早回しが多い。
また、画像が荒い。せっかく、頑張っているシーンがそれで台無し。

「アナベル 死霊博物館」を見た。

”アナベル”シリーズ。
こけおどしが長過ぎる。もう、この手、飽きたよ。

映画三昧記2020年6月15日
●僕はクッキーを焼かない。

フランス映画「今さら言えない小さな秘密」を見た。

自転車修理屋の男には、小さい時から秘密があった・・・。
それは、自転車に乗れないこと。誰にも悟られず生きてきたのに・・・
でも、決断を迫られることに・・・。
このテーマがいい。大きなドラマでもないが、ファタンジーにあふれ、
とても心があたたまる感動の余韻に浸れます。
いいね。このセンス。

インド映画「盲目のメロディ」を見た。

ピアニストが殺人事件に遭遇するが、盲目と偽っているので、
その事実は警察にも言えない。このシチュエーションは面白い。
そこまではいいが、後半の展開、収拾がつかない。
もう少し、シンプルにしたら良かったが・・・。
アイデアはいい。

映画三昧記2020年6月12日
●僕の水面。

ベトナム映画「第三夫人と髪飾り」を見た。

19世紀。北ベトナム。14歳の少女が第三夫人として富豪の家に嫁ぐ。
実話に基づく切ないストーリー。
美しい映像を重ねながら、少女、周りの女性たちの心の内を、幾重にも重ねていく・・・。
これは感性で見て欲しい。素晴らしい作品です。

「屍人荘の殺人」を見た。

予告編では、各ミステリー賞4冠の謳い文句の上、
謎解きの凄さ、予想だにしないクライマックスとあおるコピーが踊るが、
これが、とんでもない食わせ物。アホを極める。
たぶん、原作とは異質なものだろう。
こんなものに、無駄な製作をかけ、まじめにやっている浜辺美波が可愛そう。
脚本家が「トリック」のお方だそうで、トリック風の撮りかた、凄まじいカット割り、
めまいがしそうな前代未聞の作品にのたうった。

これも、騙された、「怒りのチェイサー」を見た。

DVDパッケージの裏面にラスト20分のカーアクション!と書いてあるが、
2分もない、しょぼい車のこぜりあい。
このところ、カーアクション映画、詐欺映画ばかり。許せない!

映画三昧記2020年6月9日
●僕と雑魚寝。

イスラエル・ドイツ合作映画「彼が愛したケーキ職人」を見た。

いびつな禁断の愛のトライアングルが醸し出す心の揺れ。
テーマがテーマだけに好き嫌いは別れるだろうが、
映像感覚はまさに芸術さが際立つ。

アメリカ映画「グッドライアー 偽りのゲーム」を見た。

詐欺師と資産家の未亡人の駆け引き。
飽きさせないが、オチの動機が、あまりにもお粗末過ぎる。

「シグナル100」を見た。

催眠をかけられた生徒たちが、シグナル(行動)100をすると自殺してしまうゲーム。
多くはアホなシグナルに、何じゃそれは?ですが、ついつい見てしまう。
えぐい死に方が見所か、これで15R指定は緩いと思うが、
後半は、何それ?で、ラストは、ゲンナリしてしまう。

「ゴーストマスター」を見た。

映画愛にあふれたマニア必見映画と、期待して見たのだが、
無様で収拾のつかない、つまらない出来。
どこに映画愛がある!

「ザ・ウォール」を見た。

全編、イラクの実在のスナイパーに狙われるアメリカ兵の緊張を描くワンシチュエーション。
全編、ひとり芝居がメインだから、やはり長過ぎる。

映画三昧記2020年6月5日
●僕と桃栗三年。

フランス映画「シュヴァルの理想郷」を見た。

19世紀、フランスの片田舎の郵便配達員が33年間かけて、
黙々と作り上げた宮殿の実話に基づくヒューマンストーリー。
寡黙で人付き合いの苦手な男、妻や、わが子への接し方も苦手、
それでも追い求めた宮殿作りに日夜励む。
不遇な人生に翻弄されながらも、執念の手を休まない姿に胸が熱くなる。
この物語は、物づくりに身を置く方には是非見て頂きたい。
心琴線に触れる映画。丁寧な映画作りに拍手を贈りたい。
素晴らしいに尽きます。感動です。
涙腺が緩みまくりです。


「永遠の門 ゴッホの見た未来」を見た。

私が知っているゴッホは、生前、絵が売れない画家、仲のいい弟は画商だが、
兄の絵は売ることは出来なかった。二人の死後にゴッホは世界的に有名になった知識のみ。
この映画は、そのドラマにはせず、ゴッホは精神病院の患者、能書きをペラペラしゃべり、
禅問答を繰り返す男。期待した話ではない、ダークに満ちている。
私は、ただ絵を描きたかっただけのゴッホが見たかった。
レビュー評価を見たら高いが、この手、いいよね。と言えば芸術ぶりたいからか。
早く終われ、早く終われと願って見た、あ〜苦痛。
ただし、主演のウイリアム・デフォーは好演。

映画三昧記2020年6月2日
●僕は内気なラブリーボーイ。

「ロマンスドール」を見た。

ひよんなことから、アダルトのダッチワイフ人形(今はラブドールという)工場に
職人として勤め出す男、医学用と偽わられて胸の型をとられた女。
それでも人目惚れで二人は恋をする。職業隠して結婚する。
そして待ち受ける運命は、究極の愛を紡ぎだすことに・・・。
監督・脚本は、蒼井優のコンビで秀作を生むタナダユキ。
切り口の面白さといい、高橋一生、蒼井優。体を張って見事に演じ切った。
いい出来です。


「私は光をにぎっている」を見た。

「四月の永い夢」の中川龍太郎監督、主演は松本穂香。
期待は大。待ちわびて待ちわびて、やっとDVD化。
知り合いのおじさんの銭湯を手伝うことから、自分の今後の方向を見つけ出す物語。
監督の自己陶酔か、映画してますか、どうです、芸術ですか、
意図的にアップを避けて、ほぼ、俯瞰のフィックスワンカットを多用する。
これはついていけない。映画通ぶる人は、いいよと言うだろうが。
私は腹が立った。

映画三昧記2020年5月26日
●僕の懐疑的な恋愛感にサヨナラ。

イギリス映画「アバウト・タイム」を遅ればせながら見た。

評判いいのはわかっていたが・・・やっと見る。
もてない男がタイムトラベルを利用して恋愛にたどり着くコメディラブストーリー。
さも、ありそうなお話に終わりそうだが、ちゃんとテーマをもって締めくくる。
コピー通り、”今日を生きることが好きになる。”
恋愛って、本当にいいな〜と実感させられる素敵な映画。(失敗者だから語れる。)

「マチネの終わりに」を見た。

とんだ茶番劇。
アホ臭いストーリーに感情移入などの欠片も無い。
いい加減な生き方に幸せなど来ない。

カナダ映画「ワイルド・ラヴァーズ」を見た。
売りは、「ワイルドシングス」的。これが我が目を疑う、とんでもない出来。

映画三昧記2020年5月23日
●僕の憂鬱。

香港映画「誰がための日々」を見た。

心病む母の介護→恋人が去る→母の不慮の死→躁鬱で精神病院→退院後、家庭を捨てた父との狭い部屋での同居→就職難→好奇な目→再び病む→自殺を試みる→父との葛藤・・・
父と息子、二人が出す答えとは・・・。
重苦しい映像が続く。耐えてみなければ・・・我慢。
監督の才気は伺える。

「あの日のオルガン」を見た。

第二次世界大戦、東京から保育園児たちを疎開させた実話に基づく物語。
前半はとてもいい。
後半は、保育士役の大原櫻子がドジでのろまで果てにはすねてしまう、そんなことあるの?
が、たらたらイライラするほど続く。ここを、ちゃんとすればいいものを。デフォルメし過ぎ。
でも、このような映画を製作する意義はある。それは褒めたい。

映画三昧記2020年5月20日
●僕の純真。

「リチャード・ジュエル」を見た。

クリント・イーストウッド監督作品。
アトランタオリンピックの時期に爆破テロで第一発見者が犯人とされ、
弁護士と共に闘いぬく実話の映画化。
イーストウッド、手堅い演出。ぐいぐい引き込んでいく。
やはり、上手い!感動の1作。

「AI崩壊」を見た。

AIをネタにして、しょせん逃亡劇。
丸腰の容疑者を撃ちまくる異常さ。肝心のメインAI機器の美術が安っぽい。
脚本崩壊?みたいな荒っぽさに、それはないわな〜の連続。
邦画らしい。このジャンルはハリウッドにまかせなさい。

映画三昧記2020年5月12日
●僕とビルボード。

「羊とオオカミの恋と殺人」を見た。

これは面白い!
僕のけなげな彼女は、”殺人鬼”です。
ムキにならず、ノリで見て下さい。会話が面白く、主役達がいい。
殺されたいほど、本気で恋をしましょう、みなさん。
福原遥、頑張りました。


映画三昧記2020年5月10日
●僕の範疇。

スペイン映画「ペトラは静かに対峙する」を見た。

女性画家に降りかかる家族の真実とは・・・。
この展開を時系列を変えて描かれるので戸惑うし、また、芸術風がプンプン匂う。
やはり、ヨーロッパ映画の極み。

映画三昧記2020年5月9日
●僕は半歩下がる。

デンマーク映画「ギルディ」を見た。

緊急通報指令室のオペレーターの男が、
通報者の声だけを頼りに誘拐事件の解決に導くサスペンス。
舞台は指令室のみと、相手との声のやりとりのみのワンシチュエーションで
90分あまりを引っ張る脚本の凄さ、演出、演技、見所十分。アイデアがいい。

「殺さない男と死なない彼女」を見た。

病んだ高校生達のちんたらセリフを延々見せられる。
陰に満ちて、それで押しきるかと思いきや、甘い〜ラスト。
何じゃこれ!

イギリス映画「ブローン・アパート」を見た。

不倫中、テロで夫と息子を殺された妻。
罪悪感にさいなまれつつ、事件の真相を探る。
無茶ぶりな展開には、感情移入は出来ないが、
描き方の上手さは光る。あの「ブリジットジョーンズの日記」の監督とは・・・。

韓国映画「EXITイクジット」を見た。

この映画、2017年のフランス映画「ザ・ミスト」のパクリ?ですよネ。
だから、どうも乗れない。

韓国映画「スピードスクワッド ひき逃げ専門捜査班」を見た。

予告編はカーアクション映画。
なれど、ほとんどが、脚本家と監督が自己満足のこじゃれてます風の会話ばかり。
話も、収拾がつかない、退屈の極み。
唯一のカーアクションはハリウッド並みに頑張っています。そこだけ見るべし。

映画三昧記2020年5月4日
●僕とオブラディ・オブラダ。

「イエスタデイ」を見た。

”ビートルズ”に愛を込めて。
もう何も言うまい。まさしく傑作!である。
去年、公開時、評判が良かったが見逃した。あ〜、映画館で見ればよかった。
是非、ご覧下さい。

映画三昧記2020年5月1日
●僕は憂う、映画界を。

「チャリーンズ・エンジェル」2020年版最新作を見た。

半年後DVD化の業界暗黙のルールを破り、新型コロナの影響で公開早2ヵ月後のDVD化。
1976年にテレビで人気を博し(女優ファラ・フォーセットがブレイク!)、
2000年にキャメロン・ディアス、ドリユー・ボリモア、ルーシー・リュウで映画化。
大ヒットした。
20年を経て、今流のアクションをたっぷり詰め込んで飽きさせないが、
いかんせん、女優3人に華がないのが致命傷。


これまた、17年ぶりに復活、「バット・ボーイズ フォーライフ」を見た。
これも今年1月公開なのに早々とDVD化。

おなじみのコンビ。年を食っちゃいましたネ。
ノリは相変わらずなのだが、とんと切れ味がない。
若気の至りでの疾走感は消えうせ、くどいぐらい笑いをとりにいこうとし過ぎ。
老体にムチ打つのはよくない。

中国映画「オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁」を見た。

絶対、役所広司は、きっと出演したのを後悔しているだろうな・・・。
バカ騒ぎにもほどがある。
普通なら即死なのに、みな簡単に死なない、また軽装でエベレストってアリ?
とんでもなくあきれ返る。
ただし、川井憲次の音楽は素晴らしい。

映画三昧記2020年4月27日
●僕の要。

「スクリーム」を、24年ぶりに再度見た。

24年前も、各ホラー映画を小ネタにして面白かったが、
あらためて見たが、こんなに面白かったのかと・・・。
やはり傑作です。

「ジェーンド・ロウの解剖」を見た。
美女の死体の解剖によって呪われた一夜。
丁寧な作りは好感が持てるが、後半が弱い。

映画三昧記2020年4月21日
●僕にもパウチ。

アメリカ映画「別れる前にしておくべき10のこと」を見た。

浮ついたシングルマザーと、いい加減な男のどうでもいい話。
初対面で安易にSEX、家に連れ込みSEX、そして妊娠、
時間もかけず同居、男はこんな家族が欲しかったと言うくせに子供にキレル、
苛立ちで過去の女になびく・・・この様に呆れる。
タイトルもおかしい。そのような意味も無い。
ただヒット作「死ぬまでにしたい10のこと」のタイトルのパクリ。
見てるとイライラするけど、主演女優の魅力で見てしまった私の弱さを嘆くのみ。

ドイツ映画「世界の涯ての鼓動」を見た。

海洋調査の女性とテロ対策の諜報員男の離れ離れの行方というより、
テロ集団に捕まり、延々と監禁、意味無く引き回される男の嘆き節かな・・・。
「パリ・テキサス」、「ベルリン天使の詩」などの巨匠監督作品。
あ〜、監督ひとりよがりの作風、テーマが深いような言葉の羅列、
で、それがどうした?と、ほざきたくなる。私には、どうでもいい。

ロシア映画「デス・シアター」を見た。

映画館のその座席に坐ったら死を招くコンセプト
この上記のパッケージ、ホラー映画と思うでしょう、
どう見てもホラーでしょう。
これがホラーではない。全然ない。
ただのちんたらしたサスペンス。アホ臭い詐欺映画。

映画三昧記2020年4月18日
●僕の息吹。

「エンド・オブ・ステイツ」を見た。

「エンド・オブ・・・」シリーズ、3作目。
展開はありがちでも飽きさせない醍醐味はある。
ハリウッド映画の真骨頂とも言える。
このシリーズ、はずさない。面白い。


セルビア映画「鉄道運転士の花束」を見た。

鉄道運転士が体験する鉄道人身事故の恐怖と覚悟にスポットを当てる。
ブラックユーモアにあふれる人生讃歌。
世界の映画は、いろいろなテーマに果敢に挑んでいるのが素晴らしい。

映画三昧記2020年4月16日
●僕は懐柔されない。

韓国映画「国家が破産する日」を見た。

1997年。韓国で実際に経済危機に陥った実話に基づくフィクション。
IMFの介入の裏にアメリカ。ここから韓国は外資で牛耳られ、財閥は守られ、
貧しき民は切り捨てられる構図。だから今日に至る。
このテーマを見事なでの緊迫感を全編押し切るパワー。見るべし。

「任侠学園」を見た。

テレビドラマの延長みたいな展開だけど、
出演者が振り切って頑張っているのがいい。

「ホース・ソルジャー」を見た。

9・11直後にアルカイダ壊滅の為、わずか16人で立ち向かった実話。
まあ、銃弾、火薬の量が半端ない。デフォルメされ過ぎだが、
この激戦の真っ只中にいる感じ。
やはり、製作が「トップガン」「パイレーツオブアメリカン」などのジエリー・ブラッカイマー。
凄腕のやることは、製作費、ケチらない。

映画三昧記2020年4月13日
●僕にメリハリ。

「メランコリック」を見た。

東大卒のニート、ひょんなことから銭湯のバイトを始める。
でも、そこは、営業終了後の深夜に、裏社会から請け負った殺人、死体処理の銭湯だった。
このコンセプトをベースに、展開、会話の妙の脚本がずば抜けている。
演出、編集も上手い。
陽の目も見なかった、とんでもない傑作である。やるな〜!

「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」を見た。

原作者の実話の映画化。
年の差の夫婦の涙ぐましい妊娠大作戦か?
つい、見てしまうが、そう面白くも無い。予定調和だからか・・・。
話で気になるのは、妻が、自分の両親に、人工授精することを
いちいち夫婦で報告するシーン、2回もある。
これ、話を膨らませるためにしても、
親に心配かけたくないから、そんな事、しないと思うが・・・。

「引越し大名」を途中で辞めた。

松竹、「武士の家計簿」から始まった、時代劇裏話シリーズ。
これがウケたので、連作。
もういいよ。ただ、主役の星野源では弱いが、高畑充希が出てきたら
画面がぎゅっとしまった。これが女優の格というもの。

「ドクタースリープ」を見た。

キューブリック監督、ジャック・ニコルソン主演の「シャイニング」の40年後を描く。
丁寧に撮られているのはわかるが、2時間半、長過ぎる。無駄シーンも多い。
ただ、レベルは高い。

映画三昧記2020年4月7日
●僕と欺瞞に満ちた世界。

「いなくなれ、群青」を見た。

無味な島に閉じ込められた世界で自分を見つめる映画ですかネ。
屁理屈こねくりまわして、現実逃避。
ラストもちゃんちゃおかしい。

「台風家族」を見た。

草なぎ剛主演。
父親が銀行強盗後して失踪から10年。残された家族は?
手変え品変えの展開なれど、はずまない。
ただ大騒ぎして、脈絡もない。

「爆裂魔神少女 バーストマシンガンガール」を見た。

あの井口昇監督の傑作伝説映画「片腕マシンガール」をリブート。
期待したが、傑作には足元にも及ばない。
いかに、前作が、凄かったがよくわかる。

「デンジャラス・ドライバー」を見た。

カーアクション映画ではない。何のこっちゃ!
インディーズ映画のサスペンス、ひとネタで1時間30分。
だから、めっちゃ、前ふり、会話が続く。えらいこっちゃ。

韓国映画「ガール・コップス」を見た。

ガールではない。ひとりは、おばちゃんです。
物語はどうでもいい、アクションを見せる。
カーアクションもお金かけてます、ひたすら戦う。
でもチープさが際立つ。

中国映画「ザ・ルーキーズ」を見た。

「バイオハザードのミラ・ジョヴォヴィッチ主演のアクション映画がふれ込み。
それが、とんでもない詐欺。冒頭とラストにちょい出番。
後は、中国の俳優がアクション見せるのみ。酷い詐欺にひかかった。と、

六打席連続、ため息ばかりの映画に付き合った。時間とお金の無駄でした。

映画三昧記2020年4月2日
●僕、細心の注意。

アメリカ映画「サラブレッド」を見た。

幼馴染の女の子のふたり、深層心理が蠢く。
大半が哲学的なディベートが繰り返されるから、退屈になるかもしれないが、
この二人の魅力さで押し切る。いい。


「ジエミニマン」を見た。

ウィル・スミス主演の自分のクローンと戦うアクション。
飽きさせない展開はなかなか。
また、オートバイチェイスは見所です。

アルゼンチン・スペイン合作映画「人生スイッチ」を見た。

6話のオムニバス。
人生で起こるアクシデントを斜めに描く。
1話と6話が飛びぬけて面白い。

「108」を見た。

松尾スズキ監督、脚本、主演。
妻役の中山美穂の浮気を疑い、復讐心で1千万使って108人の女性を抱きまくる
とんでもない設定。後半、裸まみれのくんずほぐれつ。
松尾スズキらしくない。

「こどもしょくどう」を見た。

吉岡秀隆、常盤貴子が食堂の店主。
この配役、テーマは予定調和でいくと思ったが、
大半が、育児放棄、見てみぬフリが占める。
何じゃ、コレ!

映画三昧記2020年3月26日
●僕は初心。

「アイネクライネナハトムジーク」を見た。

原作は伊坂幸太郎。監督は「愛がなんだ」の今泉力哉。音楽、斉藤和義。
三浦春馬、多部未華子など、いろいろな愛の形を、ナチョナルに描く。
ひとこと、素晴らしい。
とてもとても、恋がしたくなる傑作。必見です!

映画三昧記2020年3月24日
●僕のにわか仕込み。

ドイツ映画「カット/オフ」を見た。

検死官の娘が誘拐され、謎解きのパズルは幾つかの死体にある。
孤島の事件ゆえ、仕方なく検死官は離れた場所から電話による、見ず知らずの女性に頼み込んで死体解剖をさせていくのが、ここが売り。
切り口はいい。ただグロい、嘔吐したくなる。それでも展開に引き込まれ、パズルは複雑な様相。
面白い。ただ、ちょい練りすぎて、くどすぎるのは否めないが、
サスペンス映画好きとしては高得点をつけたい。


「アス」を見た。

サスペンス映画の傑作だった「ゲットアウト」の監督の新作だから期待も高い。
本作は、家族4人の一家に、同じ顔をした家族4人が襲いかかるドッペルゲンガー映画。
遭遇シーンまで逸話が長い、後半はホラーばかり。ラストは、それおかしくない?
突っ込みたくなるが、それでも監督の力量は凄い。

映画三昧記2020年3月18日
●僕の手の内。

「五億円のじんせい」を見た。

幼き時、全国からの五億円の募金で命を救われた17歳の少年。
いつも周りに感謝し、大人になったら、医者になって恩返しをしたいと
いい子ぶる。その重荷を背負って生きてきた苦悩は誰にも言えない。
そして彼は家出する。5億円を稼ぐ旅に出る。いろいろな仕事につく、
童貞を売ったり、裏社会に遭遇したり・・・。彼に待ち受ける人生感とは。
このコンセプト、面白い。切り口がいい。
やるじゃないか!拍手です!

映画三昧記2020年3月17日
●僕は口上を述べない。

「最初の晩餐」を見た。

連れ子同士の再婚。
その後、父の死をきっかけに、葬儀での食を通じて、それぞれの思いが交差する。
そして家族とは何かを問いかける。
奇をてらうわけでもなく、淡々と描かれているのは好感が持てる。
絶妙な間といい、脚本展開、上手さが光る珠玉の1作。
染谷将太、永瀬正敏、戸田恵梨香、窪塚洋介、斉藤由貴など出演者みんないい。
もちろん、森七菜もやっぱいい。
オススメです。


イギリス・アメリカ合作映画「プライベート・ウォー」を見た。

レバノン内戦、湾岸戦争など世界中の戦地を取材した
今は亡き、実在の女性記者メリー・コルヴィンの半生を描く。
生々しいリアルな戦場をたくましくも命がけの取材、あくなき探求。
世界に伝える指名は、どこからくるのか・・・。
それにしても、数々の戦場舞台の美術には驚愕する。

フランス映画「ラスト・バレット」を見た。
ジャン・レノ主演のアクション映画と思いきや、
それはないよねのサスペンス。つい、見てしまうが、やはり呆れる。

韓国映画「聖女 Mad Sister」を見た。
知的障碍者の妹が弄ばれ、誘拐され、探しあぐねながら
関わった悪人を、次から次へと復讐を果たしていく・・・。
体を張った女性アクションが売りだが、話が陳腐でついていけない。

映画三昧記2020年3月14日
●僕の見開き2ページ。

フランス・イギリス合作映画「ガーンジー島の読書会の秘密」を見た。

1940年代、ドイツの占領下にあったイギリスの島での読書会をめぐるミステリー。
確実に丁寧に物語を刻んでいく・・・。この演出、映像、脚本、
文化の誇り高き国ならではの世界に導びかれる。
このような映画づくりに敬意を表したい。感動です。

映画三昧記2020年3月12日
●僕と直に。

「旅のおわり 世界のはじまり」を見た。

ウズベキスタンを舞台に、テレビ番組撮影クルーのレポーター役の前田敦子が
異国で知る、自分の本当の夢に気付くお話。
前半はいい。後半につれ、もたれてくる・・・。
はっきり言って、そう面白くはないが、変な魅力に満たされるところがる。
前田敦子、最近、NHKのドラマといい、女優が板についてきた。

映画三昧記2020年3月10日
●僕に寒戻りはいらない。

イタリア映画「インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者」を見た。

スペインのサスペンス映画のリメイク。
敏腕弁護士と被疑者。調書と告白とやりとりの中で見てくる真実。
たたみかける様な緻密な展開は飽きさせない。
ラストのどんでん返しもいい。
よく出来ている。

映画三昧記2020年3月5日
●僕の糸車。

「宮本から君へ」を見た。

不器用な男と女。これを愛と呼べるか?
とにかく、生理的に受け付けない。好きになれない。暴力描写満載。
されど、主演の池松壮亮は、体を張って命がけ、渾身の演技に圧倒される。
また、蒼井優の女優魂とのがっぷり四つの気迫に押され
映画に賭ける熱量には敬服する。


「凪待ち」を見た。

出演者には罪はないが、
あまりにも脚本がひどい。テレビドラマでもやらない、それはないよばかり。
あり得ない。

映画三昧記2020年3月4日
●僕は思う。今、映画館としての責務はどうなっているの?

松本穂香様の「おいしい家族」を見た。


母の3回忌で実家帰省。父は母のワンピースを着て、母になっていた。
奇想天外な物語を、どうです、映画してます。異彩でしょうか・・・みたいな。
何も面白くない。
松本穂香が出てるから、じゃなければ途中で見るの辞めてた。

「3人の信長」を見た。
予定調和。
ひどくはないが、ワクワクもない。

「ホステル ネクストレベル」を見た。
タランティーノ製作の「ホステル」と関係がない。騙された。
不倫の代償を、こねくりまわした復讐劇。
見なきゃよかった。

映画三昧記2020年2月24日
●僕は口裏合わせはしない。

「光と血」を見た。

「新聞記者」の藤井道人監督の2017年作品。
いろいろな人間像を描きながら、クロスする心の叫び。
2時間近く、このテーマで押し切ってしまう強烈な映像力。
さらに無名俳優達なれど圧倒する演技も拍車をかける。
入魂の1作!お見事!

映画三昧記2020年2月23日
●僕は思う、島国ならではの危機管理の無さ。

「ライリー・ノース 復讐の女神」を見た。

マフィアに家族を殺された普通の主婦が五年かけて体を鍛え、復讐を果たす物語。
「96時間」のスタッフだけにアクションは見せる、ツボは押さえている。
テンポ良く、娯楽作の王道をまっしぐら。
ただ、後半、もたついたかな。でも、ラストは憎い。



韓国映画「工作 黒金星と呼ばれた男」を見た。

1990年代の北への工作員の実話に基づく物語。
いや〜、ビックリの内容。北と南、裏では政治判断での出来レースを暴露している。
この南の工作員、直接、キム・ジョンイルにお目出通しシーンは秀逸。
時代考証、セット、美術、製作費かかっています。
これを映画化する度量。唸るばかり。「パラサイト」が出来る土壌は、ここにもあり。


「女と男の観覧車」を見た。

名匠ウディ・アレン監督作品。
セット、美術、照明、脚本、ウディの世界観、年はとっても健在。
男女の微細な感情を、ウディの独特セリフ連発。
大人の映画。

アイスランド映画「トラフィッカー 運び屋の女」」を見た。

シングルマザーが麻薬の運び屋。
面白そうな題材だが、内容の大半は、女がゲロを吐いてばかり。
話、たらたら、退屈にもほどがある。

映画三昧記2020年2月14日
●僕と、今更に国生さゆり。

アカデミー賞作品賞を逃した「1917 命をかけた伝令」を見た。

全編、ワンカットが売りだが、ワンカット手法で巧みに編集している。
やはり、撮影が、どう撮っているのか?
これは、カメラマン自身移動か、クレーン使用か、巧妙すぎてわからない。
また、ロケ地の選定、セット、美術、多くのエキストラの扱い等と、
苦心の固まり、技術の凄さで片付けられない、
想像を絶する映画作りに驚嘆するばかり。
とにかく、この映画の製作陣の心意気と志に拍手を贈りたい。
「パラサイト」も凄かったが、
ただ、この映画に、作品賞をあげても良かったと思うほど、
過去、例をみない作品です。とても、とても、とても、熱い映画です!
素晴らしい!!!

映画三昧記2020年2月11日
●僕は「パラサイト」のポン・ジュノ監督に、おめでとうございますと言いたい。

韓国映画「ザ・ネゴシエーション」を見た。

交渉映画は、ハリウッド映画「交渉人」がおなじみ、とても面白かった。
韓国映画が、このテーマで、どう仕上げるのか?
”交渉術”が繰り返されるので、下手すると退屈になる、
本当に映画作りの腕が試される映画にチャレンジ心がいい、気概がいい!
案の上、話は、定石で淡々と進むが・・・、
後半になると、ベタも多々あるが、巧妙に上手くまとめた脚本に脱帽。
よく練られている。娯楽映画として成立してる。
ここに、「パラサイト」もそうだが、韓国映画の底力は半端ない。
主演がヒョンビン、またソン・イェジンのラストがたまらない!ここいい!


この勢いで、韓国映画「ドアロック」を」見た。

部屋のナンバーキーによるドアロックをテーマに
一人住まいの女性と不審者との攻防戦。
前半はいい。突っ込みどころあるが、それを超えるものがある。
ただ、いただけないのは、
クライマックス、よくある定番の襲われる女と男との戦いは、もう飽きた。
それでも、上記の作品もそうだが、映画作りの意気込みが違う!

映画三昧記2020年2月7日
●僕の結露。

早速、「犬鳴村」を見た。

「呪怨」の清水崇監督の最新作、やや期待する。
前半は持ち味を発揮して、たたみかけていい出だしだが、
それが、後半になると、新味などなくお決まりコース、よくあるお話。
あ〜、ため息。もう、Jホラー映画、限界かな・・・。

映画三昧記2020年2月6日
●僕はたじろがない。

「火口のふたり」を見た。

元カレ、結婚控えた元カノ。焼けぼっくいに火が付く・・・。
何かにつけ、SEX。またSEX。全編に渡るSEX。18R指定。
ここまで、とことん描けば大したものだ。
名脚本家、荒井晴彦、「この国の空」以来の監督も兼ねる。
SEXシーンに負けないセリフの妙、脚本力、やはり、上手い。
2020年初頭、1番好き。


「悪の華」を見た。

人気コミックの映画化を「片腕マシンガールの井口昇監督が描く。
クソムシの世界なんか、糞食らえ!
自分を隠して、内心潜めて、いい子ぶる。本当にクソムシ!
変態を極めろ、変態に溺れろ!
この世界観、過去、塩田明彦監督の「月光の囁き」があったが、
この闇をもっとドロドロにして、絶望の青春にトドメを刺す。
前半は凄く良かったが、後半は堂々巡り。落としどころを、ぐるぐる回るだけ。長過ぎる。
でも、世界観は大好き。玉城ティナも好き。

「こはく」を見た。
井浦新、アキラ100%主演。
幼き頃、借金で家族の元を去った父を探しあえぐ兄弟の物語。
変化球もない、監督の実話に基づくとある。
最後は再会シーン、泣いて下さいか。動機とドラマが弱過ぎる。

映画三昧記2020年1月31日
●僕と覇気。

フランス映画「田園の守り人たち」をた。

戦地に赴く男たち、残された女たちは田園を守るために日々いそしむ。
そこには、愛の葛藤があったり、家族を守るため、雇っている誠実な女性を傷つけたり、
美しい風景と共に静かな描写で、さりげなく描く。
このようなドラマを、製作日数をかけて挑むフランス映画の志。
邦画では、真似は出来ない。
芸術が、この映画に息づいている。拍手を贈りたい。

映画三昧記2020年1月30日
●僕の粋な計らい。

フランス映画「アマンダと僕」を見た。

無差別テロでシングルマザーの母を亡くした娘アマンダ。
まだ若い唯一の叔父は、姪の後見人になるのをためらう。
二人にとっての選択は・・・?
決める日までの二人の日々を、淡々と綴る。奇をてらうわけでもなく、
そのさりげない演出、脚本、間、編集、大きなドラマにせずとも、ここまで胸を打つ。
この本格的長編デビューの監督とは思えない出来栄え。素晴らしい。


カナダ映画「さよなら、退屈なレオニー」を見た。

DVDのパッケージの良さにつられ・・・。
高校卒業間近の17歳の少女。未来に何も託していない。イライラする日々、
家族にも八つ当たり。約束もすっぽかす。行き当たりばったり。
レビュー評価は結構高いが、何がいい、どこがいい、
ただのヤケクソ少女に、未来などない。よくある若さのはけ口を映画にしたか。
ラストに環境問題からませても、映画してます、見せても後の祭り。退屈な私。


「よこがお」を見た。
「淵に立つ」の監督だから期待したが前半だけ。後半は荒唐無稽過ぎる。
筒井真理子初主演の熱演をいかせなかった脚本が悪い。

アメリカ映画「ジョナサン ふたつの顔の男」を見た。
夜7時から翌朝7時、その朝7時から夜7時までの二つの時間枠、
人格が変わる。その調整の為、互いにビデオで日記のように日常を報告しあうルール。
それが、破られたら・・・、面白そうなネタだが、これが、ただただ長いだけ。まどろこっしい。

ホラー映画「ポラロイド」を見た。
古いポラロイドで撮られたら、死ぬというコンセプト。要は「リング」ネタ。
何々したら・・・パターン、もういいよ。何も怖くも、面白くもない。

映画三昧記2020年1月19日
●僕は言いたい、「何じゃ、コレは!」

ベストセラー作家の乙一、自ら脚本、監督のホラー映画「シライサン」を見た。

有名なベストセラー作家の乙一が、名を変え、自ら脚本、監督、それも、ホラーに。
「リング」、「呪怨」以後、ホラー界、それを超える作品は出ていない。
幾多の映画が、ありきたりの恐怖パターンで、お茶を濁してきたが、
それを、あえて、ホラーに挑戦か。畑違いといえど、脚本も兼ねているので、
間違えば、名を汚すことになる。覚悟を持って、臨んできたか・・・乙一!
でも、期待はしてなかった。そう、簡単なものではないから・・・
お話は、呪いの女、シライサンが現れ、目を逸らしたら、死が待つ!という安いコンセプト。
結果、期待という、小さな欠片もない。それも、ホラー映画の標準値にも満たないばかりか、
話も、「リング」なネタで、ちんたらちんたらベタな展開が続く、その上、恐怖シーンも、新味さもどこにもにない。要もまあ、このていたらくな出来、道楽にもほどがある。
腹が立つというより、乙一さん、ナメた覚悟で、映画、作るべきではない。
あなたのフィールドで頑張って下さい。凄い才能の持ち主なのだから・・・。


「僕はイエス様が嫌い」を見た。

転校してきた学校は、慣れないクリスチャン。
そこでお祈りをすると、小さなイエス様が現れ、何かと身近にいる。
願い事も叶い、友達が出来たりするが、予期せぬ不幸が待っていた・・・。
本作が、弱冠22歳の監督なれど、長編デビュー作とは思えない演出、脚本の妙、
娯楽作ではないから、好き嫌いは別れるだろう。
ただし、映像に漂うナチョナルさは、驚嘆するばかり。
この監督の才能は凄い。


「見栄を張る」を見た。

これまた、新人監督作品。
見栄を張る、売れない女優が姉の葬儀で帰省し、なりゆきから
葬儀の”泣き屋”として働き出し、自分の立ち位置、本当の夢に気付く物語。
確かに地味な作品だが、女性監督のデビュー長編というのに、臆せず、
堂々の演出、自ら脚本、カット割りと、無駄な要素が何ひとつない。
ここまで、映画にしてみせる力量、才気、お見事の一語。
ただし、2016年公開作品なのに、2020年にDVD化とは・・・
これほどまでの作品を作り上げても、簡単に世に出ない難しさに、
映画界の厳しさを垣間見る。


ポーランド映画「GOLD WARあの歌、2つの心」を見た。

名だたる賞に輝いているが、好みではなかった。
ポーランドの男女が、行き違いから離れても各国で逢瀬を重ね、最終の愛を閉じるお話。
妙な愛のじれったさ、上手くいきそうでいかない男と女、ただ、愛してる。モノクロの世界。
もう、勝手にやってろ!の感じ。何も響かない。女優に華が無さ過ぎ。

「ニューヨーク最高の訳あり物件」を見た。
夫が新しい恋人の元に去り、妻がひとり暮らす豪華なマンションに、
いきなり、夫の元妻がやって来て、私にも、ここに暮らす権利があると言い張って住み着く。
どうなる、この関係、夫はどうする?この展開の予告を見て、面白いじゃん!で見るが、
で、2時間近く、今妻、元妻との、こじれた逸話ばかり。うんざりにも程がある。
全然、話が弾まない。どうでもいいこと、行ったりきたり。イライラする映画。

「葬式の名人」を見た。
前田敦子、高良健吾主演。
高校時代の学友の葬式を、”学校でやろう”と、みんなで棺おけ担いで町を練り歩いていく冒頭から
、ついていけない。社会常識があってこその葬式の名人でしょう。
風変わりで攻めたら、面白いでしょうでは、映画をバカにしてる。

邦画「アンダーユアベッド」を見た。
高良健吾主演。目立たない陰気な大学生に優しく接してくれ、1度のお茶しただけで、
ストーカーと化し、その女性の結婚後も近くで見守る、ある日、夫婦の部屋のベット下に潜み、SEXにも遭遇する。ただ夫婦は、凄まじいDVの関係性で成り立っていた・・・。
これが、延々と目を覆うようなDV虐待ばかり。女性監督だが、ようもまあ、こんな演出するな〜と、この手は、生理的にえづきたくなる拒否反応。趣味の悪い映画。
お好きな方には、たまらんでしょうが・・・。あ〜腹が立つ映画。

韓国映画「守護教師」を見た。
赴任した学校では失踪した女高生にも関心も示さず、警察も追わない。
だが、一人の友人だけが立ち上がっている事に教師は果敢に立ち上がる。
もう、答えは出てる。定石通りの展開、退屈はしないが、弾まない。

韓国映画「出国」を見た。
ベルリン崩壊前の西ベルリンでの北の工作活動に翻弄される家族の実話に基づくとあるが、あり得ない展開に作り話が多すぎる。クライマックス三つ巴シーンは、アホな〜です。

映画三昧記2020年1月17日
●僕の本当のお正月は今日。

公開日が、まるでお正月のように待ちに待った岩井俊二監督最新作、
「ラストレター」を、初日、初回で見た。

もう、いやはやの突っ込み所満載シーン、どうしたの?と言いたいが、
でも、怒りもなく、それを、ついつい、許したくなるのは・・・
このシーンは、「打ち上げ花火・・・」な、これは「四月物語」、これ、「花とアリス」、
とどめは、「ラブレター」コンビとくるから・・
本筋に関係なく、何故か目頭が熱くなる。何か、岩井ワールドの総括みたいに・・・

ただし、カメラワークは、岩井風独特映像、カット割りも多くなく、
フィックス風で落ち着いた感じ、正攻法な撮影方法も、岩井の年齢から来るものか?
ドローンの多様、安売りは、これはいかがなものかな?と心配が、
大事な場面で、危惧した通りでしたが・・・。

ここまで、なんやかんや、言いたくもなりますが、
いいんです、すみません。岩井俊二の新作を見れるだけで・・・
ラストは自然と、涙がこぼれました。
映画よりも、その涙は、岩井俊二という、感性満ちた映画監督の作品に
今までの感謝という、それに尽きます。ありがとうございます。
ちなみに、広瀬すずより、森七菜が輝いていましたヨ。

映画三昧記2020年1月12日
●僕と貧富の格差。

待望の「パラサイト 半地下の家族」を見た。

カンヌ映画祭パルムドール受賞(最高賞)に輝く。
半地下に暮らす貧しき家族が、富裕家族の家に巧みに、一家全員でパラサイトしていく。
やがて、思いも寄らぬ顛末が待っている・・・。
「吠える犬は噛まない」、「殺人の追憶」等々、このポン・ジュノ監督、一筋縄ではない。
手法は、本作では、荒っぽいが、そんなことは、どうでもいい。
娯楽性を重んじながらも、撮影、照明、芸術してます。
確かに、退屈な時間も多いが、
それでも、どうも、中毒性を帯びた映像が、どんどん焼き付いていく・・・。
これぞ、監督の思うツボ。
カンヌ映画祭好みでもある。新手な世界観、
このところ、下降気味だった韓国映画、やっぱ、凄いな〜。

映画三昧記2020年1月6日
●僕には麺棒を渡すな。

「キュクロプス」を見た。

インディーズ映画。
妻殺しの濡れ衣を着せられた男が刑期を終え、真犯人にたどり着く先は・・・
二転三転のノワールサスペンス。
自主制作に近いが、完成度は高い。冒頭から目が離せない。
ただ、後半になると、話が盛りすぎて、ちょいくどい。ノワールさが消える。
それでも、監督の才気は光る。

「岬の兄妹」を見た。

山下敦弘監督、韓国のポン・ジュノ監督に仕えただけに、芸術性に満ちてるが・・・
物語が、足の不自由な兄、自閉症の妹の二人暮らし。兄のリストラをきっかけに
電気もメシもままならぬ事態に、妹を売春させて行動する。このコンセプト、
生理的に受け付けない。見るのがつらい。
前記の「キュクロプス」同様、アート感には満ちている。でも、嫌いな映画。

イギリス映画「ブレグジット EU離脱」を見た。
2016年、イギリスの国民投票でEU離脱になった離脱派の仕掛けを実話に基づき描く。
EU離脱派の参謀首謀者の巧みな仕掛けで、国民を離脱に向かわせる手法とは・・・
”主権を取り戻そう!”を謳い文句に、SNSを駆使しての選挙戦。
結果は離脱に仕向けたが・・・、この手法、アメリカのトランプ大統領に導いた選挙にも
用いられたとのこと。ただし、この手法が、現在、イギリスでは、違法だと裁判中とか。
その割には、そう中味は、驚くことではない。

映画三昧記2020年1月1日
●僕の謹賀新年。明けましておめでとうございます。

元旦早々、「男はつらいよ 50 お帰り寅さん」を見た。

「男はつらいよ」は、ほとんど映画館で見たことはない。テレビ放映で見る程度。
だから、根っからの寅さん好きではないが、嫌いではない。
当時の映画館では、正月映画は寅さんが定番で、正月中は場内満員だったこと、
その寅さんが帰ってくる。危惧するが、ここは、山田洋次が、
どう仕上げるか?腕の見せ所か・・・その興味の方が強い。
ほぼ後半まで、吉岡秀隆と後藤久美子の再会をベースに要所要所に過去の映像を巧妙に編集してる。山田監督と「釣りバカ日誌」の朝原雄三監督の脚本コンビの上手さは際立つが、どうも、話が盛り上がらない。ちょい、退屈。だが、ちゃんとラストに、感慨深い思いに浸るシーンを用意されている。そして、エンド曲の渥美清のあの主題歌とくる。感極まる。
正月にふさわしい映画。山田洋次監督の職人技、まさに大御所たる由縁である。

映画三昧記2019年12月31日
●僕の決め事。

今年2019年、元旦に決めたことは・・・
”1年間で映画を400作品以上見る”の無茶な目標を立てた。

*振り返れば、20歳の時、映画館で、1日の一昼夜(当時は、土曜オールナイトで翌朝5時近くまで上映していた時代)のおよそ20時間で、何作品を見れるかに挑戦した。
各作品の上映開始時間を上手く合わせ、8作品連続、見ることにした。当時はシネコンなどないから各映画館を駆け巡る。さあ、最初は黒澤明の「デルスウザーラ」の渋い作品から、初めから、これはきつい。立て続けに何作品連続を見たが、もう、オールナイトには、目をこすりながら睡魔との戦い、だが、目標どおり、一昼夜で8作品を見たが、
これって、今じゃ、ギネス認定もの?
とかく、アホな企画を立てることは、三つ子の魂、百までですか?

その後も、映画を年間100作品以上、何年後かに200作品以上が過去最多でしたが、
今回の400本以上は、無謀なチャレンジとわかりつつも、やってしまうのは性格か?

計画始動は、1月2日、109シネマーズで有村架純の「かぞくいろ RAILWAYSわたしたちの出発」をお客3人で鑑賞。1月の出だしは悪くて、1月は16作品、2月で驚異の意地の55作品で勢いづき、後は毎月、コンスタントに30作品ほど、まあ、1日、1本見れば、年には365作品に・・・後はちょいの上積みかと、そうは問屋が卸さない。
いやはや、仕事、映画撮影、編集の合間にですから、三日間も見られない時もザラにあり、また、DVD鑑賞がほとんどですが、話題作、アート系などは映画館に足を運びと、何度も無理か?と思いましたが、9月末で300作品を越えてからが、もう少しの気持ちとは裏腹に、そこからの100作品を意外にも変なプレッシャーが重く感じる不思議さ、誰にも告知もしてないのに・・・ネ。11月には53本も見るハメに。異常です。


で、結果は、12月28日の「泣き虫しょったんの奇跡」で・・・、(テレビ番組なら、ここでCM!)

と、
なるところですが、遂に、
”416作品”になりました。

三日間残してましたが、「泣き虫しょったんの奇跡」が、あまりにも良かったので、
ラストにふさわしい作品に、ここでエンド。

それで、気付いたことは、これだけ見ていると、大半の映画を開始5分ぐらい見てると、
ある程度、出来不出来がわかるように・・・、まあ、ボクシングで言えば、選手同士がグローブを交わした時に相手の力がわかると言われますが、それに近いものに似てるような?
いい作品は、冒頭から、映像、カット、編集、演出と・・・一味違います、確実に。

映画人生ですが、何千作品も見て、なかなか、いい作品に出会えることは、稀ですが・・・。
でも、これだけ見ても、
やはり、映画は、最高です!
こんな、どうしょうもないアホな話にお付き合い下さいまして、ありがとうございます。
来年は、もう、そんな無謀なことはしません。のんびり、映画見ます。
よいお年をお迎え下さい。

*2008年〜 *2010年〜 *2012年〜  *2014年〜  *2018年〜  *2019年〜 
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制作:chuei.jp
四日市中映シネマックス

STAFF: Setuo Watanabe  Namiko Tati  Tiaki Kobayasi  Mika Tutui
THANKS: Yasuo Itou  Yosiyuki Oota  Hiromitu Ootuka  Turukiti Suzuki  Tosimizu  Miki Nakamura